10月1日新着タイトルからです。
SWR classicによるリリースで、ドミトリ・キタエンコ指揮シュトゥットガルト放送響によるリムスキー・コルサコフ作曲の交響組曲「シェエラザード」とリャードフの交響詩「魔法にかけられた湖」。
ちなみにこのオケにはHanno Dönnewegというイケメンファゴット名手がいます。
https://www.hannodoenneweg.com/en
キタエンコのシェエラザードはかなり聴きごたえあります。シュトゥットガルト放送響はいわゆる万人受けするサウンドを有する楽団に思いますが、この演奏では重厚感があります。また、ヴァイオリン、木管楽器、どれもソロが秀逸で、聴きほれてしまいます。鮮やかなピッコロも小気味よい。
第3楽章、第4楽章、歌いこみっぷりがなかなかで、ちょっとねちっこく感じてしまいますが、このオケのサウンドと相まってかなりの迫力です。けっこうおなかいっぱい。そのあとにリャードフの交響詩「魔法にかけられた湖」ですが、食後のミントガムのようにさわやかに聴こえます。