今週の暗唱聖句と解説
強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、【主】が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。
ヨシュア1章9節
このみことばは、旧約聖書の時代。出エジプトと言ってイスラエルの民がモーセに率いられて、エジプトを脱出し、40年間の荒野の生活を経て、いよいよ約束の地カナン(現代のパレスチナ)に入って行こうとする時。その境界線にある、ヨルダン川を渡ろうとする時神様からあった言葉です。
男だけで60万人と言われるイスラエルの民は偉大な指導者モーセに導かれ、実際にはその背後にある神様に導かれて旅をしてきました。
そのモーセが死んで、次の指導者ヨシュアと言う人が立ったのです。
偉大なリーダーが死んで、その後に立った新リーダーの心細さは想像がつきます。
私で大丈夫だろうか・・・・。私に民を導く力があるのだろうか・・・・と不安にもなったでしょう。会社でも、クラブ活動でも偉大なリーダーが去った後の新米リーダーの気持ちには
、希望よりも不安の方が大きいかもしれません。
しかし、考えればこのヨシュアもモーセに従って40年間荒野を旅しました。年齢は80歳になっています。十分な経験もその中でつけさせていただいています。
それでも人はその場に立つと恐れてしまう者。おののいてしまう者であろうと思います。
今まではモーセがいた。これからは自分が誰にも相談もできなくてやっていかなくてはならない・・・・。そんな悲壮は気持ちになるかもしれません。
そこで神様は言われます。
強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、【主】が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。
これはみことばの逆を読むと。弱い、雄々しくない、恐れている、おののいている、ヨシュアへの言葉です。
あなたの弱さは知っていると、しかし、あなたは自分の頑張りだけで虚栄を張る事はないよ。恐れてもいいよ。大丈夫。
あなたの神、私があなたと共に、あなたの行くところどこにでもいるよと励まして下さるのです。
神様と共にいつもある。私と共に、この弱さを持つ者に、ガンバレ、強くあれ、私があなたと共にいるよ。あなたはきっと成功するよ!と力づけてくれているのです。
この神様の約束に立てる事は本当に感謝な事ではないでしょうか