尺八教室
今日は尺八教室です。生徒は私一人。マンツーマンで嬉しいと言うか悲しいと言うか・・・・。
生徒が増やされて欲しいです。
尺八の先生は熱心に教えてくださいます。感謝な事です。
先生が来られて、先日ダーク先生がドイツの教会で尺八を演奏した写真をお渡ししました。
「これはすごい!まるでホールのようなきれいな教会ですね。ドイツで尺八の音色が響くのは本当に嬉しいわあ・・・・・。私が教えている写真も出てる。感激やなあ・・・・」と喜んでくださいました。
尺八のうまくなるのに一番大事な事は、みんなの前で吹く事。舞台に出る事だそうです。
下手でもいいから、たとえ音が出なくても舞台に出る事は大きな力です。
尺八は場数です。どんなに偉い先生でも。どんなに一人でうまくふける人でも、人前で緊張すると全く音が出ない事もあります。非常に微妙なメンタルな楽器です。
ですから下手でも人前で吹く。大概の人はまともに音はでません。でもそれでいいんです。
失敗しながらうまくなっていきます。
それにしてもダーク先生はすごい!たった4回のレッスンでドイツの教会の大観衆の前で吹くなんて、私でも考えられない。スゴイ!!!!。と教え子の活躍に大感激。
ダーク先生のメールによると皆さんの拍手があったそうですよ。とお伝えすると
「それでは音が出たんでしょうね・・・・。偉い度胸ですね。そして練習もたくさんしたんでしょう。」と言われていました。写真も、日本にいるお弟子さんたちに見せて自慢します。と喜ばれました。
で、私の尺八の稽古。
とても同じに始めた生徒とは思えません。
今日はかすかに音が出ましたが、指の訓練を主にしました。
練習曲は「春の小川」
指使いを考えるととても音はでません。でも最初のうちはそれでいいそうです。
と言われながら2時間。稽古
大部分は先生とのお話。
練習時間はちょっと。
と言うのもまともに吹けば5分も真剣に吹けば、頭がボーっとなってきます。
そのあたりの呼吸法も今日は少し教えていただきました。
私が吹くと、10秒がやっと。
先生が吹くと45秒ぐらいは吹かれます。
若い頃は1分は持ったと言われます。
それでも長く吹かれるのを見ていると感動ものです。
息を長く続ける稽古。これも大切な事だそうです。
今日は、そんな話を聞きながら、その他たくさんの楽しい話を出来ました。
感謝な尺八教室でした。
来月はドイツからダーク先生も帰られて一緒に勉強です。楽しみです。
尺八の先生もダーク先生の土産話を楽しみにまた教会に寄せてもらいますと言われていました。
私は目立たず、地味に、亀のような歩みで尺八勉強していきます。
これでも毎朝、吹いているんですが・・・・・。いつかドーンと花が咲くそうです。ずいぶん先の話のようですが、それを信じてボチボチと忍耐をもって稽古です。