アナゴ格闘日記
※こちらのブログにはアナゴに関する若干グロテスクな表現が含まれますので、
苦手な方はご遠慮ください。
我が社の社長と有志メンバーで、「すだて漁」なるものに行ったらしく、
帰りに我が家に魚を届けてくれました。
で、その中に1匹だけ大きなアナゴがいて、
たちまち元気に泳ぎ出したんですよね。
つぶらな瞳もぷくぷく動くエラに「可愛いー」とか言っていたのですが、
しばらくたって、さすがに飼う訳にもいかないし、そろそろ捌こうかなと、
ネットで調べた情報を参考に首の後ろに一思いに包丁を入れました。
捌くときに頭が必要なので、
頭は落ちない程度に首の骨には達するくらいに包丁を入れるのがコツらしいです。
で、当たり前ですが鮮血が流れたのでこのまま失血死すると思い、
30分以上放置して出血も終わった頃、いよいよ捌こうとアナゴを掴んだら、
尾っぽを私の腕に巻き付けて抵抗してきたんですよね(゜д゜;)
しかも結構な力で。
コレは負けていられないと、
次は凍死を狙ってアナゴを氷に埋めて、これまたしばらく放置したのですが、
氷が全部溶けたら、水を得たせいかさっきよりむしろ元気になった様子。
もうこれは窒息させるしかないと、
頭部にビニール袋をかぶせてエラの下を輪ゴムでとめて、
(残酷ですみません)
またまたしばらく放置して、
ようやく動かなくなったので捌こうとしたら、
思いきり暴れて抵抗されました。
ということで最終的には活きたまま捌くことになり、
私とアナゴとの数時間に渡る格闘は幕を閉じた訳ですが、
(ちなみに頭を落としても内臓を取り除いてもまだ抵抗してました)
いやー、アナゴの生命力って凄いんですね。
ネットで調べると、釣り針を飲み込んでも死なないとか、
性格もどう猛らしいですがとにかく生命力が強いそうです。
日中に観ていた大好きな海外ドラマの「24」では、
とにかくたくさん人が死ぬし、銃で2発も撃たれれば即死だったけど、
アナゴは銃で2発撃たれたくらいでは死なないですね。
だからもしかすると、人類とアナゴ類が戦争にでもなったら、
数によっては人間が負けるんじゃないかと思ったくらい、
私はアナゴに畏怖の念を抱いたのでした
それと同時に、もっとしぶとく必死で生きなくてはと、
生命への執着をアナゴに教えてもらったように思います。