命あることへの感謝
昨日は、義父の3回忌でした。
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私が義父に始めて会ったのは、今から15年くらい前のこと。
初めて彼の家に遊びに行って、家族でご飯をご一緒することになったのですが、
お義父さんは私の目の前に座ったにも関わらず、
話し掛けても一切無視、目すら合わせないという、、、
人生で初めて人から無視をされるという衝撃的な経験に、
「頑固ジジイめ」
と最悪の印象を持ったのでした(x_x;)
それから月日が経って、7・8年前に再会した義父はガンや脳挫傷を患って病床にあり、
初対面の頃の面影は全くない弱々しい姿でした。
それから驚異的に回復をしたものの、いくつもの病院を転々とし、
結局退院することなくこの世を去りました。
大企業の役員まで勤めあげた義父、仕事のストレスやプレッシャーは並々ならぬものがあったと思います。
そしてリタイア後の生活を楽しむ間もなく、のべ10年以上に渡り闘病生活を続けることになりました。
意識がはっきりしている頃にお見舞いに行ったとき、
何度も何度も「家に帰りたい」と言っていたことを思い出すと、今でも胸が苦しくなります。
今思えば、元気な頃に1度だけでも会うことができたこと、
お見舞いに行って色々と筆談したこと、一緒に麻雀したこと、
その全ての時間がとても大切なものだったと思えるのです。
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お坊さんのお話で「全ての命に感謝しましょう」とありました。
義父が精一杯生きて、家族を育んでくれたからこそ、
今のパートナーの命があり、私の夫婦生活があることを忘れず、
命に感謝し大切に生きていきたいと思いました。
#義父の頑固さはしっかりと、息子に引き継がれています( ̄∇ ̄+)