友達と起業すると失敗する理由 | ビール姫のブログ

友達と起業すると失敗する理由

良く一般論として、

「友達や気心知れた仲間内で起業すると、失敗する確率が高い」

と言われていますが、


個人的にその理由は「馴れ合いで、なあなあになるから」だと思っていました。



ですが先日ある著名な経営者の方のインタビュー記事の中の、

「仕事は違和感を感じる相手とやった方が良い」

という一節を読んで、


もっと深い要素もある事に改めて気付きました。



===


異性であれば、自分に無い物を持っている、

という理由で惹かれる事はありますが、


同性で親しくなる人というのは、無い物を持っているから、ということは稀で、

考え方がいかに近いか、多くを語らなくても通じ合えるか、


そのシンクロ率の高さが関係を深めるケースが殆どだと思います。



一方で前述の「違和感を感じる相手」というのは、

自分に無い物を持っている、自分と違う価値観を持っている人であり、


そういう人と共に切磋琢磨することで、自分の幅も組織の幅も広がる、

だから「違和感を感じる相手と仕事をした方が良い」ということ。



だとすると、シンクロ率が高い友人同士の環境というのは、

幅の広がりが限定的ともいえるから、


1+1+1=1


になりかねない。




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幻冬舎の見城さんもご著書の中で、

あの銀色夏生さんと初めて会った際に、強い違和感を感じて、


だからこそ一緒に仕事をしようと思い、結果として大ヒットにつながった、

というエピソードを書いていらっしゃいました。



殆どの人は、特にある程度の実績や地位があり、プライドが高い人ほど、

自分の言っている事をすぐに理解してくれる人、

素直に従う人、

何を考えているかが分かりやすい人、

つまり自分と人種が近い人ばかりを側に置きたがるものですが、




時にコミュニケーションのスムーズさよりも、

違和感の中に自分や組織の成長余力が潜んでいることがある。



私のように人見知りで面倒くさがりのタイプはより一層、

気をつけなくてはいけないなと思いましたドクロ