アニキが教えてくれたこと | ビール姫のブログ

アニキが教えてくれたこと

いつか来る、とは思っていたけれど…

そろそろかもしれない、と思ってはいたけれど…



ついに、その日が来ました。


阪神・金本引退 星野氏「ナンバーワンの選手」



昨日、いったい何十万、いや、何百万というトラキチ(←タイガースファンのこと)の目から、

涙がこぼれたことでしょうか。



そして私にとっては、2012年で最も涙を流した、忘れられない夜となりました。



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アニキがタイガースに来たのは、今から8年か9年くらい前のこと。

当時は、俗に言う「暗黒時代」に少し明かりが見え始めたくらいの時期。


そんなタイガースに、広島カープからアニキがやってきて、

たった一人の力で、チームを変えてくれたのです。


しかも、言葉やパフォーマンスではなく、背中だけで。



当時のタイガースの選手たちは、凡退するのも、試合に負けるのも慣れっこで、

試合が終わったらさっさと繁華街に繰り出すような、


そんな空気が蔓延していたそうなのですが、


※報道や人から聞いた話で、事実と違ったら本当に申し訳ありません。



そんな中、一流選手である金本が、試合の後も必ず毎日黙々と素振りをし、

誰よりも練習量を重ね、


その姿を見て選手たちは、

「あの金本さんでも、こんなに練習するんだ」「これが、プロなんだ」

と、意識が、行動が変わったといいます。


そしてそのあと、生まれ変わったタイガースは、

星野監督のもと、15年ぶりのリーグ優勝を果たしたのです。



星野氏が「タイガース1の功労者」と評する理由も、

きっとここにあります。


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アニキには、本当にたくさんのことを教わりました。



たった一人の意識で、組織は変えられる。

毎日出場できるよう、コンディションを整えるのは、プロとして最低限の仕事。

怪我は、怪我したと人に言うから怪我になる。

左手を骨折しても、右手一本でもヒットは打てる。

コンディションが悪くても成果を出すのが、プロ。

人の心を動かすのは、言葉より背中。

支えてくれる周囲の人への、感謝を忘れない。

圧倒的な努力は、岩をも通す。



特に、自身が体調を崩して、

地を這うような思いで毎日会社に向かっていた頃、

「アニキは、右手だけでもヒットを打った」という事実が、

どれだけ心の支えになり、どれだけ私を鼓舞してくれたことか、しれません。


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アニキの引退試合に行きたい!!

引退試合が無理なら、せめて最後に一目でも、アニキの姿をこの目に焼きつけたい。


…金本選手、本当に本当にお疲れさまでした。

私は、このご恩を一生忘れません目





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