POD Go Wirelessを買って音作りして機能を一通り試しました。
[ワイヤレスについて]
ワイヤレスは弾いていてケーブルとのレスポンスの違いに違和感を感じました。
弾き心地に敏感な方は違和感を感じるかもしれませんし、単に慣れの問題かもしれません。
以前にも他のワイヤレスを買ったことがあるのですが、自然なニュアンスが失われてしまうのが良くなくて使わなくなりましたが、似た感じです。
2022/8追記
(今までLine 6,エックスバイブ,JOYOを所有したことごありますが、自分には許容できませんでした。
ワイヤレスはそういうものということだと思います。
Line 6が一番良かったと思います。)
POD Goの電源を入れてワイヤレスを使用する前に一度POD Goにワイヤレスを接続して認識させる必要があるのが面倒だと思いました。
電源を入れっぱなしにしていれば問題ありません。
[音質とアンプシュミレーターについて]
まずPOD Goを通した時点で全てバイパスにしても音がだいぶ変化します。その変化が嫌いでない方は OK だと思います。
愛用しているストライモンのイリジウムとの比較ですかイリジウムの弾き心地は抜群で、 Pod GO のアンプシミュレーターは自分は気持ちよく弾けません。
弾き心地に敏感な方はイリジウムがお勧めですが、好みかもしれません。
しかし録音した音を比較すると(イリジウムをオンにしてPOD Goバイパスしてイリジウムに入力した状態)どちらも良し悪しはつきにくいと思いました。
自分はやはりPOD Goを介さずにイリジウムに直結した音がよく感じます。
弾いている時の感触が大事なのでイリジウムを使うことになりそうですが、
irなど追求してイコライジングなどで自分の好みに仕上げでばPOD Goでも好きな感触はえられるのかもしれません。
リターン挿ししてお気に入りのセッティングで、と夢を見る方も多いと思いますが、なかなか難しいです。
イリジウムでもそうですが、シュミレーター使わず普通にアンプ使った方が音良いです。
↓適当なスピーカーにつないで、スマホで録画したものです。
[エフェクトについて]
良いです。
だいたいM9と同じ感じだと思います。
M9も通すと少し音が鈍くなる感じがありますが、Pod GOより自然かもしれません。気のせいかもしれませんが。
M9はかなり前の機種ですが、エフェクターとして素晴らしい完成度で今でも愛用しています。
POD Goを買う時に見落としていたのが、
エフェクターを同時使用は4台までとわかっていたのですが、一つのプリセットの内に5台以上受けて同時に使用できるのが4台までと勘違いしていて、
実際には4台までしか置けません。
例えばリバーブと歪み一台ずつ置いといてディレイを何種類か用意しようと思った時点でストンプモードでの操作は厳しいです。
[使い勝手と持ち運びについて]
軽量化されているとはいえやはり大きくてエフェクトボード一個持ち歩く感覚にはなります。
エフェクターが4個と限定されていることを考えると微妙な立ち位置です。
アンプモード,プリセットモード,スナップショットなど色々なエフェクト切り替えのモードがあり、なんとかなる気もしますが、設定は複雑になります。
自分としては軽量に荷物を済ませたい時はzoomのマルチストンプになります。
[ルーパーについて]
6スイッチルーパーはリバースやハーフもできるしとても良いのですが、音色の切替ながらのスイッチの操作は気になるところでした。
やはりルーパーからエフェクト切替モードにそいてルーパーに戻ってくるまで何度も踏まないといけません。
こればかりは仕方ありません。
[結論]
採用せずに以前の機材でやって行くことになりそうです。
自分としては弾き心地の感触が大事なので、それがもし自分に合っていたらPod GOで完結させるシステムを考えたと思います。
もしそれができたら価格も相当安く感じたと思います。
POD Go Wireless1台で完結させられたらシンプルで夢のようでしたが現実は甘くありませんでした。
LINE 6の音の変化や弾き心地の感触が合えばもっと良い評価になると思います。
参考になれば幸いです。
2022/8追記
この記事を読み返したところ、自分をとんでもないクレーマーだなと反省しました。
求めすぎです、過度すぎる期待をしていたのだと思います。
夢がある製品だと思うので、是非試してみてください。
2022/2追記
メインボードとZOOMマルチストンプとの比較
音:操作:運搬,set
ボード 10 :7 : 1
MS-50 3 : 3 : 10
POD Go 1 :10 : 6
メインボード
BBpreamp
Maxon D&S
BOSS OC3
strymon timeline,bluesky
増田涼一郎
■HP: http://ryouichirou.wixsite.com/masuda
■twitter: https://twitter.com/masuda_ryouichi