これはOD(オーバードーズ)の私の体験と私の考えです。
合ってようが間違ってようが私はこの気持ちを持ってこれからも人に接します。
気分を害される方が多くいらっしゃると思います。
現在過去進行形の方は読まない方が良いかもしれません。
私に期待しないで下さい。
私はこういう人間です。
ワインとチーズまみれになっている継母は放っておき、私はいつも通り片付けを始めました。継母は無言で宝塚を観ていました。
夕方、妹が学校から帰宅しました。
継母を見るなりそのまま自室へ入り出てきませんでした。
片付けを終えた私はバイトの時間になったのでお店に行きました。
継母の様子が気になった私は翌週の夜、仕事帰りにそのまま実家へ行きました。
リビングに入ると、そこには薬袋を目の前に置きプチプチと薬を出している継母がいました。
「薬を飲み忘れたから今から飲むの」
でもそこにはすでに空になった包装用のアルミが小さな山になって置いてありました。
「ここに薬のゴミがあるからもう飲んだんじゃないの?」
「これはお昼に飲んだ分だから…」
そう言いながらプチプチと開けていきます。
計10粒程開けていました。
そんなに飲んでたっけかなあ…と疑問に思った私は薬の入った袋を見ようとしました。
すると、継母は薬袋をサッとテーブルの端に移動させました。
「ちょっと見せてくれる?いつも一度にそんなに飲んでいたっけ?」
継母は無言でプチプチしているので無理矢理取って見てみると、全く違う数でした。
私がそれに気付いて飲むのを止めようと顔を上げると、継母はそれらの錠剤をバドで一気飲みしてしまいました。
安定剤やら頓服やら、朝昼夕で出された種類の違う薬を適当に出して飲んでしまったようでした。
精神科の薬を飲んだ事のなかった私はこの後継母がどうなるのか想像出来ず、救急車を呼ぶことすら思いつきませんでしたが、取り敢えず自室に居る妹にドアの外から声を掛け事情を話しました。すると妹からは
「いつもの事だから放っておきなよ。お姉ちゃんさ、今更こっちに帰ってきてももう出来ることは何も無いんだよ。本当に死ねば良いんだよあんな人」
とドア越しに言われました。
「死ねばいいって…アンタおかあさんの事を心配して私に連絡くれてたじゃん」
「心配してるんじゃなくて、あんなのお母さんじゃないじゃん。汚くて見苦しいだけだよ。放って置いても次の日には目が覚めるから大丈夫。ただ、漏らすかもしれないからバスタオルだけ敷いといて。それで今テスト勉強中だからもう話し掛けないで」
当時中学生の妹は一番初めにこんな継母を見た時、相当なショックを受けたと思うし、死んでしまうのではないかと不安だったと思います。
バスタオルを敷くことや、次の日には目が覚めるから大丈夫という言葉に、妹がこの状態に慣れてしまうほど継母は同じことを繰り返していたんだと気付きました。
一応、店にいる父にも電話を入れましたが「あぁ、分かった」と言われただけでした。
そうこうしている内に、ガサガサと袋の音が聞こえました。継母がまた薬を飲もうとしていたので、「もう飲んだでしょ」と袋を取り上げようとしたらその手の甲に思いっきり噛み付かれました。
噛まれていない方の手で薬袋を継母から離れた所へ投げ飛ばし、継母を突き飛ばしました。
継母は座っていたソファーにそのまま倒れ込み動かなくなってしまいましたが、すぐにイビキをかき始めました。
続きます。