幼稚園の頃はとにかくマイペースな子だった。
周りがお利口さんに先生のお話を聞いている中、息子は砂いじりに夢中。
登園直後に靴下で園庭を走り回り、捕まえようとする先生と鬼ごっこ。
空手の稽古場では一人運動会。
ひたすらに走り回る。
初めて出た大会では、形を打たず鼻をほじっていた。
小学校に上がった頃、家でパニックを起こすようになった。
ゲームが思うようにコントロール出来なくてパニック。
宿題が出来なくてパニック。
本が読めなくてパニック。
何だかよく分からない事でパニック。
叫ぶ、投げる、壁紙をむしる、自分を殴る…
突然、家を飛び出してしまう事もあった。
私と旦那は、そんな息子を家庭教育で何とかしてあげたいとアレコレ考えていた。
私は勤務していた障がい者支援施設の支援員さんに相談したり、旦那は人に聞いたり調べたり。
1、2年生の頃の通知表には
「字を丁寧に書くことを主に指導しました」
と、字のことばかり書かれていた。
3年生になると、筆箱をボロボロにしたり
鉛筆を爪でむしるようになった。
自分の爪を噛む事も多く、私は彼の爪を爪切りで切る必要がないくらいだった。
3年生の秋の個人面談で、担任に家での様子を初めて話した。先生はとても驚いていた。
学校ではパニックになるどころか、とても落ち着いていると。
友だちに勉強を教える事もあると。
でもたまに、先生が色々説明している時に鉛筆を井形に組んで遊んでいたりして話を聞いていなさそうな時があると。
至って普通の小学男子だと。
私もビックリ。
その2面性は何なのか、取り敢えず学校では1ヶ月間じっくり様子を見てもらう事となった。
私も家での彼の様子をじっくり観察する事になった。