【交際終了】…『別の方と真剣交際に進む』…人の痛みが分かる人には幸せな未来がちゃんと待っている。

お見合いをして仮交際が成立する。

デートを重ねる度に相手に対する気持ちが高まっていく。

そして、自分の中に生じた真剣交際をしたいという思い。

デートをしている時、LINEをしている時、自分の中では順調だと思っていた。

このまま真剣交際に進めること、幸せな結婚を叶えられることを信じて疑っていなかった。

次回のデートの約束もできた。

これまで色々な話もできた。

次のデートで真剣交際の告白をする。

自分の中では決めていた。

この日をずっと楽しみにしていた。

真剣交際の告白を受けてもらえる未来しか見えていなかった。

毎日のように繰り返した当日のイメージトレーニング。

色々なパターンを頭の中で思い描いた。

どの結末も幸せな未来しかなかった。

次のデートが日に日に迫る中で胸の高鳴りが止まらなくなる。

緊張以上の楽しみがあった。

それなのに相談所から突然届いた連絡…。

交際終了…。

理由は『別の方と真剣交際に進むことになった』

一瞬、時が止まった。

なんのことかサッパリ分からない。

まさか他に交際している人がいたなんて思ってもいなかった。

正直、心の片隅にはあった。

それでも自分と接してくれている中ではそんな素振りは1ミリも感じなかった。

相手も自分しかいないと思っていた。

根拠もないけど、自信はあった。

だからこそ、信じ続けた。

それなのにまさかの結末…。

どうしても心の整理ができない。

どんなに願っても届かない人、どんなに願っても叶わない恋。

頭の中では分かっていても心が理解してくれない。

毎日、その人のことで頭がいっぱいだった。

その人のことを考えているだけで幸せだった。

気付いたら生活の一部、自分の一部になっていた。

いつもは●●さんと名字で呼んでいた。

でも、心の中では〇〇さんと名前で呼んでいた。

正直、さん付けでは呼んでいなかった。

真剣交際に進んでから当たり前のように●●さんに〇〇さん、〇〇と呼べる日が来ることをずっと楽しみにしていた。

いつもは自分のことを名字ですら呼んでくれない●●さん。

いつか●●さんが□□さん、□□と自分の名前を呼んでくれる日を楽しみしていた。

正直、気持ちが先走り過ぎて2人の未来を思い描いていたことは否めない。

でも、それぐらい本当に心の底から大好きだった。

それでも相手に気持ちを押し付けたことは一度もない。

これだけは自信をもって言える。

相手の気持ちを最優先に考えていた。

自分のことよりも相手のことが大切だった。

体調が悪いと聞いた時は本当に変わってあげたかった。

嬉しいことがあったと聞いた時は自分のことのように嬉しかった。

色々な思いを分かち合ってきた。

時間と共に仲良くなっていることは実感していた。

だからこそ、2人の未来を夢見ていた。

何度も何度も頭の中で思い描いた2人の未来。

この未来を2人で一緒に見たかった。

高まった予感の分、夢見てた未来の分。

悲しみや苦しみも深くなる。

どこで間違えた…？何がいけなかった…？

何度も問いかけても答えは出ない。

なぜ…どうして…。

頭の中で繰り返す。

昨日まではいつも近くにいた人が一番遠い存在になってしまう。

この現実がどうしても理解できない。

今頃、他の人と…。

考えるだけで胸が苦しい…。

考えたくもないのにどうしても頭に浮かぶ。

一番、見たくなかった映像が頭の中を埋め尽くす。

辛い…苦しい…という言葉だけでは整理できない。

せめて思いはちゃんと伝えたかった。

それすらもさせてもらえない。

寂しいよ…。

1人になると無意識の内に口に出る。

涙が止まらない。

こんな自分じゃなかった…どうしてだろう…。

好きという自覚はあった。

いや、好きではない、大好きだった。

誰よりも大好きだった。

誰よりも大切だった。

失った時に自分の想像以上に好きだったことに気付く。

しかし、もうその人は自分の前にはいない…。

交際終了後に相手の連絡先を消さなければいけない相談所のルール。

正直、破りたくなる。

一番、大切だった人の連絡先を削除？

とてもじゃないけど、できない。

しかし、消さなければいけない…。

この時が一番、辛い瞬間でもある。

結婚相談所で活動をしている方も多くは交際終了を経験したことがあると思います。

全くのノーダメージの時もあれば、心に深い傷を負ってしまう時もあります。

真剣交際中に交際終了を告げられた時は誰もが辛く苦しい思いをすると思いますが、仮交際中であっても本当に深い悲しみに襲われる時もあります。

初デート後の交際終了、何度もデートを重ねてきた中での交際終了など状況は様々ですが、相手のことを想っていた分、失った時の辛さや苦しみも深くなります。

正直、カウンセラーをしていると交際終了は日常茶飯です。

しかし、交際終了にカウンセラー自身が慣れてしまうのは絶対にしてはいけないことだと私は思います。

私も会員様が交際終了を告げられる時は本当に辛いです。

しかし、一番、辛いのは当事者である会員様本人です。

カウンセラーが交際終了に慣れしまうとこのような時に事務的な対応をしてしまうことにも繋がってしまうと思います。

『良縁サポート和』の会員様の中には他社の相談所から乗り換えをされて来られる方も沢山いますが、前の相談所で活動をしている時に相手から交際終了を告げられて辛かった時に『縁がなかったですね』という一言や事務的に冷たい対応をされたという声を私はこれまでに何度も聞いてきました。

その中には私も本当に胸が苦しくなるような話を聞くこともあります。

このような声を聞く度に私は同じような対応をしてはいけないと改めて思います。

私は会員様とは自分のことのように一緒に活動をしているので、正直もう何度も何度も交際終了は経験してきましたが、未だに慣れないです。

全てが全てこのようなケースではないですが、本当に辛い時は辛いし、時には会員様と一緒に涙を流す日もあります。

会員様の相手に対する思いや気持ちを知っている分、本当に辛いです。

これまで『ご成婚退会』されてきた会員様達の中にも辛い交際終了を乗り越えて、『幸せな結婚』を叶えてきた方も沢山います。

数年前にはプロポーズ直前に意味の分からない理由で一方的に交際終了を告げられた会員様もいました。

当時は彼と一緒にその日の夜に朝まで居酒屋でお酒を飲み明かしました。

その彼も現在は別の女性と『ご成婚退会』されて子宝にも恵まれています。

当時の彼の痛みを知っている分、彼がご成婚退会された時は私も本当に幸せでした。

もう数年前の話ですが、彼と一緒に活動してきた時間は私の中では今でも大切な思い出です。

彼の職場と『良縁サポート和』のサロンは近いので、今でもたまにコンビニなどで偶然お会いする時もあり、先日もバッタリお会いしましたが、今でも本当に幸せそうで私も安心しました。

彼だけでなく、これまで私と一緒に活動してきた会員様1人1人に私は思い入れがあります。

ご成婚退会されてからも会員様達からは入籍や結婚式、出産などの報告も随時届きますが、ここまで辿り着くまでの過程で1人1人、本当に様々なドラマがあるので私の中ではいつも感慨深いものがあります。

また、最近も現在活動中の女性会員様と電話をしている時に少し前に彼女が経験した辛い交際終了の話になりました。

当時、彼女は活動をスタートしてすぐに交際が成立した男性がいました。

その男性とは数回デートを重ねていましたが、お会いしている時だけでなく、LINEの1通1通も本当に楽しかったそうです。

彼の方からも積極的にメッセージを送ってくれて、電話などもしてくれていました。

彼と接する度に彼女の気持ちが彼に向いているのを私も感じていました。

先方の相談所とも話をしながら今後についても進めていた矢先に突然、先方の相談所から交際終了の連絡がありました。

『急遽、別の方と真剣交際に進むことになった』という理由でした。

確かに、人気者ではありそうでしたが、先方と話をする中で彼も彼女との交際は前向きだと私も聞いていました。

しかし、その中でも別の方と真剣交際に進むことは実際よくある話です。

このような時は相談所も想定外で2人の中でそういう話になってしまった時が多いと思います。

しかし、先日も書いたようにこのような時は真剣交際後に交際終了になるケースも多いです。

これについてはお互い様な部分もあるので決して恨みっこなどもない。

しかし、当時は彼女の気持ちを知っていた分、私も本当に辛かったです。

次回のデートの約束もしていて、その数日前にも『楽しみです～！』と言っていた彼女の声が頭の中から消えませんでした。

しかし、この事実を彼女に告げなければいけない。

先方の相談所から交際終了の連絡があった時よりもこの瞬間が私は本当に辛いです。

当時、彼女には電話で交際終了になった旨と理由を伝えました。

『そうだったのですね』『それなら仕方ないです』と最初の方は彼女も普通に話をしていましたが、こみ上げてくるものを彼女が我慢していることが私はすぐに分かりました。

その後も少し彼女と話をしていましたが、彼女の我慢も限界になり、堪えていた彼女の感情が溢れ出しました。

これは当然だと思います。

彼女の気持ちが落ち着くまで私も彼女の話を聞いていましたが、これまで彼女が本当に真剣に彼とのことを考えて、これからのことを期待していた彼女の気持ちが本当に伝わってきました。

彼もこの決断をするにあたり本当に悩んだ苦渋の決断だったと先方からも話はありましたが、あと一歩のところまで来ていたからこそ、悲しさだけでなく、悔しさもありました。

このような時は思わせぶりな態度を取っていたくせにと相手に対する怒りの感情が出る方もいますが、この時の彼女はそのようなことは口にしていませんでした。

ただただ悲しい、寂しいという思いを口にしていました。

そんな彼女も電話の最後の方には『彼にも幸せになって欲しいですが、私はもっと幸せになります』と話していました。

辛く苦しい中でも彼女の中で前を向こうとしている気持ちがあることが私も嬉しかったし、この言葉を頑張って口にしている彼女の思いも伝わってきたので、私は何としても彼女の思いに応えたいと思いました。

この日からもう数ヶ月経ちました。

そんな彼女も今では当時の傷も癒えているようでした。

先日、彼女と電話をした時に『思い出すと少し恥ずかしいです（笑）』と当時のことを笑いながら話している彼女の声を聞いて私も安心しました。

辛いことがあったり、悲しいことがあった時に感情が溢れ出してしまうのは、仕方ないことです。

無理に我慢をしたり、溜め込んだりせずに、思う存分、吐き出す方がよっぽど健康的です。

全く恥ずかしいことではありません。

そんな彼女も現在は新しい男性と交際をしています。

彼女は性格的に複数交際が難しい女性なので、1人1人と交際やお見合いを行っており、あの日から現在に至るまでも数名お見合いや交際をしてきましたが、今回の彼とデートを重ねる中で少しずつ彼女の気持ちも動き出したそうです。

これまでも彼女とは定期的に電話などをしてきましたが、心の何処かにまだ彼の残像が消えていないような気もしていて、少し心配をしていましたが、この日彼女と話をしている内に彼女の中で気持ちの整理がちゃんとできたことが伝わってきました。

そして、辛い中でも前に進んできた彼女の思いが少しずつ形になろうとしていることも感じました。

辛い経験をした分、幸せを掴んだ時の嬉しさや喜びも大きくなります。

彼女にも『幸せな結婚』を叶えることで実感して頂きます。

この日、彼女から『あの時に見捨てないでくれてありがとうございます（笑）』と言われましたが、私が見捨てるはずないです。

むしろ、あの日から私の中で彼女にも『幸せな結婚』を叶えて頂くという思いが更に増しました。

そして、この日、新しい彼との未来を思い描き始めた彼女の気持ちが伝わってきたので、私の中でこの思いもまた更に増しました。

彼女の『幸せな未来』を私は何としても叶えます。

絶対に叶えると心に決めています。

いつも『喜多村さん喜多村さん』と人懐っこく言ってくれる彼女が幸せな結婚を叶えてご成婚退会される日のことを考えると何だか今から少し寂しい気持ちにもなりますが、この未来が彼女にとっても私にとっても何よりも最高に幸せな未来なので、この未来を必ず実現させる為に私はこれからも彼女のことを本気で全力サポートしていきます。

婚活をしている方の中には彼女のように、辛い経験や苦しい経験をしたことがある方も少なくはないと思いますが、このような経験をしてきた方は人の痛みや人の気持ちがちゃんと分かる人です。

このような方は幸せになる資格しか持っていません。

何も心配しなくても大丈夫です。

今回の彼女にも『幸せな未来』がちゃんと待っています。

そして、彼女には私がちゃんと付いています。

これからも一緒に頑張っていきましょう！

永遠に続く『幸せな結婚』を絶対に叶えましょうね！！