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Sound Junkie -りょーづが独り言-

音楽、楽器、機材系をイロイロとつぶやきます。

むちゃくちゃ久々です。


こないだ久しぶりに楽器屋さんでずっと気になっていた機材を見かけたので試奏してきました。





Sound Junkie -りょーづが独り言--lunchbox


ZTのLunchboxです。前にも「気になるんだよね~」ということで記事を書きましたが、今回はこの珍しいアンプの試奏の機会に恵まれた訳です。

 

私がこいつに惹かれた理由、期待していたポイントは

①大音量が出そう。

②比較的フラットなクリーンが出そう。

③とっても小さい。

この辺り。個人的にJC120を使う事が多いのでそれの代わりになれば最高だなと考えていたわけです。

 

しかし、

 

あくまで個人的な意見ですが、

 

私はこれは好きになれませんでした。

 

まず音量、確かにでかい音は出ます。音はでかい。

しかしやっぱり、というか期待はずれだったというか、スピーカーの許容量が全然足りてない印象ですね。クリーントーンを保てるゲイン設定でもマスターボリュームを上げていくと比較的爆音、そしてスピーカーがビービーと振動しだす、見てて思いっきり動くのがわかるくらいガッサガッさ動きます。

 

XoticのACをつないで歪みも試しましましたが、さらにスピーカーに無理をさせている感じになり、音は割れているような印象に。

 

結構楽しみにしていたこの子でしたが、最終的にはあっさりと「これはいらない」と思ってしまいました。

やはり出力に余裕がある、というのは大事な事なのかもなあ。クリーンの安定度がJCとは全く違う印象を持ちました。

 

んーやっぱポリトーン1台欲しいなあww


昨日は私用で横浜をフラフラしていたので、昔はしょっちゅう行っていた某S村楽器に寄ってきました。

昔は学校が横浜だったこと、非常に良くしてもらっていた店員さんがいたこともあり、毎日の様に通った楽器屋さんでしたが、最近では横浜に出る事も減ったのでずいぶんとご無沙汰でありました。



相変わらずな店内をフラフラとしていると少し違和感を感じる自分。

「あれ?ギブソンが全然無いな、どっか移動してるんか?」

Sound Junkie -りょーづが独り言--gibson



普通ならばどんなに少なくても5本以上は当たり前にあるギブソンのギター。それが全然目に入らない。

気になって探してみると、かなり古い型のブルーのES335が一本あるのみ、レスポール一本無いのだ。

気になったテイラーのエレアコ、212を弾かせてもらい試奏終了後、声をかけてきた店長さんとあーだこーだと世間話しをする。当然気になったのでギブソンが何故無いのかと尋ねてみた。そうするとある程度驚きの回答。

「ギブソンジャパンと取引をするのを止めたんですよ。」

ギター業界にとってギブソン、フェンダーといえば超が付くほど影響力の大きな2大ブランド。そのギブソンとの取引を全面的に止めてしまうというのはかなり挑戦だと感じる人も多いだろう。

マニアックな人は知ってるだろうが、以前ギブソンは某Y野楽器が総代理店を勤め検品などもここで行われていた、しかし2007年頃にY野さんは総代理店から退き、新しくギブソンジャパンが作られ、今はそこがギブソンの全てを下ろしている。このギブソンジャパン、設立当初から値上げを行ったりと、かなり評判が悪かったのは聞いていたのだが、どうも楽器屋さんなど商業ベースでギブソンを扱う人にとっては相当劣悪な物があるらしい。


まあ普通なら代理店の評判がユーザーにもれ広がったとしてもここまでは悪評が広まることはない、コアユーザーにとって「ギブソンジャパン=駄目」は既に広まってしまった事実であり、ユーザーサイドにまで悪評が広まった段階で相当劣悪な環境である事も推し量る事が出来る。


話をした方が言っていたメインの内容は二つ。

1:検品状況が悪く、品質が低いものにクレームを出し、返品をお願いしても返品に応じない。

2:スタンダードやカスタムなど比較的売れセンのノーマルな型の物だけを発注する事が出来ない。

1は店に来た物をチェックしたところ、間違いなくペグの取り付けがおかしく商品としての最低レベルの基準を満たしてないと判断した物の返品を願い出たところ代理店からは「そんなものです」という回答を受け、返品は断られたらしい。んー今のギブソンジャパンならそれくらいの事は言いそう。もちろんそういった物を出品してりるメーカーであるギブソン本体がおかしいのは事実、規模が巨大化しすぎたせいで製品にバラツキが生まれているのは代理店の交代うんぬん抜きに昔から言われている事ではあるが、今まではその中でも良いものを選ぶような形で代理店が動いていたようにも思う。

ある笑い話を聞いた事がある、アメリカにはNAMMをはじめ大規模な楽器見本市があるが、そこには日本人もたくさん来る、そして向こうの人間から見れば値段的には高価なギブソンやフェンダーなどをごそっと買っていく。それを見た現地の人間は


「日本製のギターはアメリカ製よりも出来がよく、しかも値段も安い、なぜ日本人はわざわざアメリカに来てまで高いギターを買っていくんだ?日本製は最高だぜ!」


と言ったと。この意見には個人的に大賛成、日本人のブランド志向を反映した内容だと思う。


2は、現在ギブソンはかなり挑戦的な新製品をゴロゴロと出している。ロボットギターがその最たる物だが、こういった新製品ラッシュは個人的にはとても良いことだと思う。新機軸を打ち出しギブソンは今将来を模索している、伝統に縛られるだけでなく新しい物を生み出している姿勢はとても評価できると思う。しかしギター業界というのはいつの時代もヴィンテージ志向である、特にギブソン、フェンダーは古いギターが良いとされ、ユーザーもそういったクラシックライクな物を求める人間が多い。という事は真新しい新機軸は売れにくいのだ。しかし現在のギブソンからはそういった売りやすいクラシックスタイルのギターだけを入荷する事が出来ないらしい、当然メーカーは新製品を売りたい気持ちがあるだろう、しかし抱き合わせのようにしか物を入荷できないのでは、末端の小売店は困ってしまう。

S村楽器はそういった内容を踏まえ、完全にギブソンの取り扱いを止めたらしい。先ほど確認したらオンラインショップにもギブソンは無かった。

面白い事にギブソンの取り扱いをやめたからと言って全体の売り上げに悪い影響は出ていないらしい、確かに一本一本が高いUSA製のギブソンは本数は出ないだろう。

しかし店員の言い分で一つだけ気になったのは、売れ線ではない、ロボットギターを入荷しないとほかのスタンダードとかを入れられないと言った内容を愚痴のように語っている時に「ロボットギターなんて売れないですよ、使ってる人見た事ない」みたいな事を言っていた事。私はロボットギターは面白い製品だと思うし、技術力は素晴らしいと思う。それに使ってる人も知っているw

店員という立場の人間がそんな凝り固まった古い考えを振りかざしてはいけないと思う。

こういった裏事情は実際に業界にいないとわからないのでなかなか面白い話を聞けたなと感じた一日でした。






珍しく連投です。


 


今日は比較的変り種の歪みエフェクトのレビューをしてみたいと思います。

VIZION Valve Extreme


Sound Junkie -りょーづが独り言--valve1
このペダルは昨今非常に増えた真空管搭載型の歪みペダルです。

やはり歪みはバルブの音を求める人が多く、評価が高いペダルも多いですね。

見た目はごつく高さがかなりあります、しかしその理由は実際にふたを開けて中を見るとわかります。



Sound Junkie -りょーづが独り言--valve2


真空管のド迫力!w


内部の組み立ては見事と言うしかないかと思います。私は配線材料や実際のペダルの回路などには詳しくないですが、確かこの配線はミリタリースペックの単線材ではなかったでしょうか?

Sound Junkie -りょーづが独り言--valve3
見事な空中配線で個人的には非常に美しい仕上がりだと思います。

機能として面白いのはこの真空管を交換し、サウンドのバリエーションを得る事が出来るのもこのペダルの特色です。

さてサウンドです。

このペダルは石の歪み成分、真空管の歪み成分をGAIN、DRIVEという二つのつまみでブレンドすることが出来るという結構変わった機能を持っています。

石の歪みを上げていくと比較的高音域の強いバリバリとした歪み成分が増していきます。

また真空管はどちらかというとまろやかな歪みの成分と言えるかと思います。デフォルトで搭載している真空管がなんだったか思い出せないのですが、とにかく石と比べると遥かに柔らかな歪みです。

実はこのペダル、私が購入したのはネットオークションでありまして、試奏をした事も無いのにずいぶん安かったという理由だけで勢いで買ったペダルでした。

届いた製品を意気揚々と楽しく最初に試した時のぶっちゃけた印象は、

「んー損な買い物をしてしまったかな・・・?」

と思うほどあまり良い印象では無かったんですね。

しかしある時にいろいろなペダルをスタジオで試してみようと思いスタジオのJCを使いこのペダルを爆音で鳴らした時に評価は一変しました。

小型のアンプで小音量で弾いた時の印象は、バリバリと耳障りな音が出るだけというものでしたが、実際に爆音で鳴らしてみると真空管の音のまろやかさ、太さを体感する事が出来たのです。

真空管の歪みをかなりあげてもさほどは歪みません、良いとこクランチ程度ですが、圧倒的な音の太さを感じることが出来ます。

このペダルを後段に置き、前段にお気に入りの歪みペダル、Xotic ACやNoahsark Distortion M,Bなどを鳴らすと単体で鳴らしたときとは圧倒的に違うチューブらしさを得る事が出来ます。

ローゲインのペダルですので反応性も素晴らしく、まさにクラシックなチューブアンプを弾いているような錯覚に陥る事が出来ます。


ブルースをやるならこのペダルでやりたいといった感じの音です、正直石単体の音は音量が上がっても高域の強いバリバリとした感じはさほど薄れないので、石側の歪みは高域成分を足すトーン回路の様な使い方をするのが一番いいかと思います。


弾く音量の違いでここまでペダルへの評価が変わったのは初めての経験でした、部屋で小音量で弾くにはこのペダルはあまり気持ちのいい音は出ませんが、スタジオでドラムベースなどのほかの楽器とやるときは最高のペダルの一つだと思います。

JCの様な石のアンプをローゲインチューブアンプに変身させたい方にはお勧めできるペダルです。