◆注目馬

(1) ミアネーロ

跳びの大きい馬であるため東京コースは合うと思うが、上に跳んでいるような走りのため瞬発力には欠ける。スタート後のダッシュも遅く位置取りに苦労しそう。内枠はかなりマイナス。高速馬場には向かないと思うので軽視。


(2) クイーンズウォーク

最終追切ではあまり動いてない印象。クイーンCのラスト600mの脚色は素晴らしかったが、先頭に立つとやや流す癖があるのか気を抜いた走りに見えた。他のレースを見るとトップスピードに持っていく加速はないが、スピードの持続力、バランスはメンバー上位に見えた。東京は間違いなく合うが、内枠から直線で外に持ち出す競馬が鍵になりそう。展開からも縦長になりそうなイメージなので展開もハマりそう。距離、内枠、調教がマイナス評価。


(5) コガネノソラ

並ばれたらなかなか抜かせない勝負根性を持っている。トップスピードは劣るが、流れる展開で後続にスタミナを要す展開や雨さえ降れば得意な競馬になりそう。持久力ではメンバー上位であるのでハイペース、ロングスパイになれば面白い。調教はよく見えた。


(7) ステレンボッシュ

最終追い切りでは併せ馬に遅れており、並んだ時も気迫を感じさせておらず、やや不安の残る動きであった。戦績だけみると素晴らしいが阪神のような一瞬の瞬発力が必要な展開が得意で、東京2400mのスピードの持続力が求められるのは苦手な方ではないか?戸崎への乗り替わりもマイナスである。


(8) ホーエリート

跳びの大きい馬でスピードもあるので面白い1頭。東京も相性良さそう。フリージア賞でも前が詰まらなければ上位まで来れているし、フラワーCでは最も強いレースをしている。縦長の展開になれば勝ち負けまであってもおかしくない。同型のタガノエルピーダより内枠なのはプラス。懸念点は距離が持つかどうか


(9) ラヴァンダ

チューリップ賞は手応え良かったのに不利を2度受けて7着。フローラSでもMペースで前からしっかり残れており評価できる。紐には必ず入れておかないといけない。


(10) アドマイヤベル

軽いフットワークでバランスも良さそう。トップスピードはやや劣るので勝ち切るまでの印象は薄い。同型でスピードがある馬もいるので楽な展開にはならないと思う。人気するなら軽視候補。


(12) チェルヴィニア

一瞬のキレはトップクラス。持久力、トップスピードの高さを兼ね備えており、なおかつ気象面でも問題ない。能力も明らかに抜けていて軸筆頭。ルメールに戻るのも好材料である。懸念点は桜花賞での大敗が精神的に効いていないかどうかである。


(13) スウィープフィート

後方一気の末脚が持ち味で、今回の東京変わりはプラスになる。スピードはメンバー上位であり、スタミナ的にも問題ないと思う。追切映像は迫力満点に見えるが、チューリップ賞の時と比べると見劣りする。使い続けて来てるので疲労が残ってる可能性も考える必要がある。桜花賞がメイチだったのでは?と思う。左回りも未経験のため重めの印は打ちずらい。


(14) ライトバック

スピードは申し分なし。2400mのイメージが湧かない馬体である。適正は1800mくらいだと思う。長く良い脚というより瞬発力がある馬だと思う。出遅れ癖、かかり癖があるので、その点はマイナス。同型のスウィープフィートの方がオークスでは上な気がするので人気するなら軽視したい。


(17) タガノエルピーダ

前の方から早めに抜け出して粘りこむ競馬が得意。トップスピードはそこまでないが最後まで失速することのない持久力がある。差しが決まると言われるオークスだが、スローペースからロングスパートになれば番狂わせがあってもおかしくない。デムーロならやりかねない。枠は内枠が良かった。