わりと最近、早朝になると不審車が家の前を通ることがありそれがナンバープレートから同一車両と分かりましたので警察に電話を掛けて所有者が誰か調べてもらおうとしました。

 そのときに応対した警察官の言葉に耳を疑いました。「そうやって警察を利用して個人情報を聞き出そうとする者がいる。」

 啞然としましたね。車両の所有者情報は少し前までは陸運局へ行けば申請すれば誰でも取得できました。しかし法律が改正されてその取得が相当難しくなりました。

 どのくらい難しいかというと申請するときにその車両の車体番号の記載が必要になったそうです。

 私は車について詳しくないので陸運局の方に伺いました。「車体番号は車両の何処に記されているのですか。」 「そうですね、たとえばトランクの中とかですね。」

 いったい誰がストーカー行為をしていると思われる車両のトランクを開けて車体番号を確認できるというのでしょうか。

たとえ出来たとしても警察に突き出されるのはこちら側ということになりかねません。

そう言う訳で不審車が現れても情報を得たいと思ったら必然的に警察に頼らざるを

得ないことになります。 勿論その手の情報調査をしている会社があることも承知しています。しかし先述したとおり法改正後の調査依頼料の相場は驚くほど高額になってしまいました。

 おそらく車の所有者の個人情報保護の観点から改正されたとは思いますが、車両による集団ストーカー行為をやり易くしてしまったことは紛れもない事実です。

当方とて多忙な警察の手をこのようなことで煩わせたくはありません。ですがこのような事情を汲んでケース・バイ・ケースの対応をしてもらえればと思います。