トルコン太郎導入 | くるまの整備・鈑金屋さん 

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茨城県筑西市にて 自動車整備、修理、鈑金業を営んでおります。日々のあれこれを徒然なるままに…

最近我が工場に、「トルコン太郎」を導入致しました。
   ATF CVT フルードチェンジャーなんですよ

フルード モニターが見えやすい位置に配置されてあり、新油と交換された色の差異がわかりやすい
 
ということで、cvtフルード交換第一号の被験者となるお車は27ランディ(27セレナと同等)
修理案件で使用する事となりました。
走行中警告灯点灯、症状は突然のギア抜け
冷寒時は出ないということです。過去10回ほど症状が出て、エンジンをかけ直すと復帰するらしい。CVT内部の汚れが原因じゃないかと推測。
コード的には圧力バルブの不良 断線 
修理としてはCVTアッセン(60万)あるいは圧力バルブ集合体のバルブボディを交換すれば直ってしまいそうですが、過走行車&修理代が高額なため 今回はcvtオイルとフィルター類の交換で様子を見てみましょう  ということに。
 
cvtオイル交換前にオイルパンを外してストレーナーとフィルターを交換
パンを外したところ。
汚れてます。キラキラした金属粉は出ていません。cvtベルトの損傷は無さそう。
ストレーナーは真っ黒
オイルパンの底部は磨耗紛でどろどろの状態
こし餡のお汁粉のような感じ   
 
 磁石には汚れがたまってますね。これでは油圧バルブも動きが悪くなると思いますよ。まさに動脈硬化
 
不具合が出たからトルコン太郎で直るということではありません。ただ、ここまで汚れたcvtオイルがどこまでキレイになるか実験も兼ねて使ってみましょう。
過走行車のATFやCVTオイル交換は、浮き上がった汚れがオイルラインをつまらせて更に不具合が起きるリスクがあるといいますから、場合によっては交換出来ないモノもあるとか。
今回は高効率で交換できる圧送方式でやってみます。
 
 
見せて貰おうか、トルコン太郎の性能とやらを
 
 
 
これが最初の抜けてきたオイルの色  汚れが酷い
これがどんだけキレイになるのか。
 
 おおっ! 限りなく透明に近いグリーンW   村上龍では御座いません   最終的にこのようにキレイになるまでオイルを25リットル消費。交換後、診断機でポンプエア抜き、油量を調整、劣化リセットをかけ走行テスト   走行はスムーズになりました。あとは不具合が出ない事を祈るばかり。
 cvtオイルは汚れやすいので、不具合が出る前に 定期的な交換をオススメ致します。
 
太郎には、これから沢山活躍していだだきます。
 
 
 
 


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