みなさんこんにちは。リョウです。
今日は午前中で講義が終わったのでカフェに来てコーヒーを片手にゆっくり読書。

辻村深月の「かがみの孤城」が面白くて、時間を忘れて読み耽る。
それぞれの事情から中学校を不登校になった子どもたちが家のかがみの中の世界で出会うお話。

登場人物たちの生きることの不器用さが、どこか自分と重なるようで、切なくなる。
そして思う。これは小説なのではなく現実の話なのだと。

小説はその時々の社会を映し出す鏡だと思っている。

いじめで学校にいけなくなった主人公、自分の才能に対する親の過剰な期待に押しつぶされる女の子、姉を病気で亡くした男の子。

物語の中の彼ら、彼女らはきっと、現実にもいるんじゃないかと、そう思う。