あなたのお子さんは、
「ドレミファソラシド」を、
当たり前だと思っていませんか?
「ドレミファソラシド」の並びに、
黒鍵の音を加えると、
難しくなると感じていませんか?
あなたのお子さんが、
{そんなことないよ!」
「黒鍵は難しくないよ!」
と思っているなら素晴らしいです!
今回は、多くの方が誤解している、
白鍵の使い方について、
考えていきます。
白鍵だけで、
「ドレミファソラシド」の並ぶ調を、
ハ長調と言います。
またの名をCメジャースケール
とも言います。
これを最初に知っておいてください。
なぜ、
黒鍵をうまく使えないとダメなのか。
ハ長調ばかり弾いていると、
上達するにつれて、
白鍵に慣れすぎてしまいます。
それによって、
半音上げたり、下げたりすることが、
とても困難になり、
ハ長調しか考えないようになります。
確かに、ハノンなどの練習曲では、
調号のついていないハ長調の曲が、
多いですが、音楽の世界では、
ハ長調だけではありません。
ファだけ#させるト長調(Gメジャー)
シだけ♭させるヘ長調(Fメジャー)
などは、練習曲でも多く見られ、
他のジャンルなら山ほどあります。
多くの調があるにも関わらず、
ハ長調しか考えられない人は、
音楽を理解していると言えますか?
言えませんよね?
なので、ピアノは、
ハ長調以外の考え方も必要であると、
十分に理解してください。
さらに、転調と呼ばれる、
曲を盛り上げるために、主に終盤、
キーを上げるアレンジがあります。
ここで、
実際に聴いていただきたいので、
青いベンチという曲を参考にします。
3分まで早送りしてください。
3分25秒あたりから、
キーが上がっているのが、
ご理解いただけますでしょうか?
これを、鍵盤で弾くと、
2つ黒鍵を使っていた調から、
転調で、黒鍵が4つに増えます。
それで、転調によって、
楽譜を読見直す作業を、
しなければいけません。
これに、ハ長調しか分からなかったり、
読譜力が無かったりすると、
譜読みにものすごく時間がかかります。
転調する曲を選ぶと、
最初から曲を覚え直すぐらい、
慣れていないと、とても苦労します。
なので、普段から、
黒鍵に慣れておく必要があります。
言い方を変えると、
別の調に慣れておくということです。
では、
「何が、黒鍵を難しくするのか」
というと、原因は
先入観と楽譜です。
「ドレミファソラシド」を楽譜に書くと
非常にシンプルで、
臨時記号もないですね。
ですが、半音下げた調号をつけると、
左の調号も、
臨時記号もいっぱいついて、
訳が分かりませんよね?
でも、全く同じ音を表しています。
これは、左についている調号が、
「この音は半音上げましょうね」
と言う意味で、書いてあります。
この調号が、
あなたをややこしく感じさせています。
でも、最初から、
「調号に慣れていれば難しく感じない」
と、思うことはできませんか?
そこで、
「黒鍵=難しい」
という先入観を最初になくしましょう。
では、どうやって、
黒鍵が難しいという先入観を、
突破することができるか、考えます。
ショパンは、白鍵だけのハ長調は、
人間の指の構造上、
一番難しいと説いています。
手の形を見ると分かります。
指番号で言うと、
1の親指と5小指は短くて、
間の、2から4は、長いです。
これで、
「ド、ミ、ソ、ド」を弾いてみます。
ピアノは、てこの原理を応用して、
ハンマーで弦をならしているため、
鍵盤の手前で鳴らすほど、
力が伝わり、音が大きくなります。
赤と赤の線の間に、
指が当たることが理想ですが、
人差し指と中指が、
思いっきり奥にありますよね?
よって、ハ長調は手の構造上、
指に力が入りにくいです。
ですが、
「シ、レ#、ファ#、シ」
を弾いてみると、
白鍵の赤は赤の線の間で、
黒鍵の水色は水色の線の間で、
力が一番伝わりやすい指の位置へ、
指が当たっています。
なので、ロ長調は手の構造上、
指に力が入りやすいです。
ハノンの後ろのページに、
いろんな調で書かれている、
譜面があるので、参考にして、
練習することもオススメです。
ショパンは、ハノンのような、
ただ、指の鍛錬を目的とした
練習曲に対して否定的でした。
音階の練習は、ロ長調からはじめ、
少しずつ黒鍵を減らしながら、
八長調へと段階を上げていきました。
そうやって、
ピアノと人体の構造を深く理解し、
後世でも、自分しか弾けない曲を、
生み出した達人になれたのです。
ショパンは、
6歳からピアノを始めました。
あなたのお子さんも、
そのくらいの年齢で、
始めたのではないでしょうか?
あなたのお子さんもショパンも、
同じ人間です。
人と違った自分なりの考え方で、
自分に、より最適な練習をして、
ショパンのような達人に、
一歩一歩、近づきましょう!
では、今からお子さんに、
この譜面を弾いてもらってください。
「シド#レ#ミファ#ソ#ラ#シ」
の指のフィット感を、
体感してみてください。
そして、黒鍵を減らしながら、
いろんな調を試していくと、
一つの調に、
依存しないようになります。
最終的にハ長調までいけるよう、
練習を行ってみてください。
一緒に頑張りましょう!
最後までお目通しいただき、
誠に感謝申し上げます。
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