先週のワークショップはモデルにとって1番大切なコンポジ、コンポジットカードについて。


仕事を獲る為のオーディションの時に、モデルはコンポジを持っていく。コンポジにどんな写真を載せるか。

それは、その仕事に合わせて構成を考えたり、自分が獲りたい仕事のジャンルが絞れていればその仕事に合致する写真で構成する。ショーなのか広告なのか。

では、そのコンポジを組み立てる考え方、組み立てる練習はどんなことをすれば良いのか。


例えば

サラリーマン系の仕事を獲りたい!じゃあスーツかな。

格闘家系の仕事を獲りたい!じゃあ裸かな。


職人さん系の仕事を獲りたい!じゃあツナギかな。

みたいな一般的な考えで写真を撮っても

全部のキャラクターそれぞれにはなりきれていても

写真それぞれのバランスだったり

じゃあ、本当に獲りたい仕事はどれ?ということになる。

であれば、友人などに客観的に僕ってどんな人かな?って聞いて教えてもらったキャラクターが職人さん系が多ければ、ツナギを着た写真一枚だけで勝負をしても良いと思う。少し極端な話しだけどね。

要は写真一枚で勝負できるくらい自信のある写真を撮ることが出来れば、そんな勝負の仕方も可能かもしれない。自分のキャラクターの範囲内で最大限の仕事を獲る為に、より自分を知って、範囲におさまるキャラクターの写真で構成する必要がある。

そして、自分のキャラクターをアピールできるポイントをなるべく多くコンポジで伝える為に、写真一枚の中にどれだけその要素を取り入れることが出来るか。

単に身長のアピールではなく、自分の手や足の長さ、頭の形、顔、仕草、雰囲気など。一枚の写真でなるべく多くアピールをしたい。

実際に仕事を獲った写真をコンポジに入れると、実は自分のキャラクターとしてのアピールポイントが少なかったりする。例えば、作品撮りで自分のこことここをアピールしたい!と撮影を組んで写真を撮ると、当たり前だけれど、アピールしたいポイントが写真に写る。でも仕事は、クライアントのアピールしたいもののためにモデルが使われているから、モデル一人一人のキャラクターの要素全てが写真に収まる事は難しいと思う。

なので勝ち獲った仕事の写真は勿論、作品撮りをした写真で、アピールしたいポイントを補って、バランスを考えたコンポジの構成をする必要がある。

コンポジの構成を考えるにも練習が必要で、なにもしっかりメイクしてスタジオ借りて一眼レフで…ということではなく、この考え方があれば、携帯でいつでも練習が出来る。








3年前に参加したモデルのワークショップ。

2022年1月現在のワークショップでは、練習方法がシンプルで且つ、より実践的な内容を教えてくれている。



僕が好きなブランドの新作!

一時期ポロシャツにハマっていて、また着る機会に恵まれて嬉しい♪


平田 諒太