『勝ち続ける力』
羽生善治+柳瀬尚紀 新潮文庫



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「勝つためには、忘れなくてはいけない。
わかりそうでわからないことが一番楽しい。
15歳でプロ棋士となった天才・羽生善治十九世名人が語る勝負強さの秘訣。
偶然性や不確定な要素が大きな働きをする実戦を制するとき、天才の念頭にあるものは何か。
二十年来の知己であり、ジョイスなどの名訳で知られる翻訳家の巨匠・柳瀬尚紀が、その思考の深淵と美学に迫る、知の対局。」
(背表紙・解説より)





珍しく小説ではないものを読んでいます。



羽生善治さん。
言わずとしれた現在の将棋界のトップ棋士。
将棋を知らないひとでも、この名前を知らないひとはいないかも。



柳瀬尚紀さん。
存じ上げなかったのですが、翻訳家の方だそうです。
調べてみたら、
『チョコレート工場の秘密』
『不思議の国のアリス』
などの翻訳を手掛けた著名な方なんですね。





もちろん私は将棋は指しません。
(それぞれの駒の動き方がわかるくらい。)
でも『将棋界』にはとっても興味があって。
「奨励会」とか。
「三段リーグ」とか。
聞いただけで泣けてくるしょぼん
大崎善生さんの『聖の青春』はおすすめです(^-^)



お仕事で『プロ棋士』さんとお話をしたことがあったり、
大好きな漫画『3月のライオン』の舞台だったりということもあって。



で。
時々、日曜日かなにか、
テレビで対局を放送してますよね?
じっくりは見ませんが
(見てもよくわからないガーン
興味があるので、ちらっと見るんですね。



そのとき、感心するのが『手』なんです。



駒を指す棋士の『手』



とっても、美しいんです。


中でも羽生さんは格別に美しい。



駒を美しく指す。
指して、美しく整える。
この一連の流れがとにかく美しい。



こういうことができるって、
極めようとするひとならでは、なのだと思うんです。





棋士と翻訳家の対談なんて
私にはちょっと難しい。
「勝ち続ける」必要もないし。
(ゆるゆるーですからねガーン










でも。
何かを極めようとするひとはやっぱり美しいと思った。





何かを極めようとするひとは、
とても『謙虚』ですね。
羽生さんなら『将棋』に対して。
柳瀬さんなら『翻訳』に対して。
お二人ともおごらない。
知らないことや、
わからないことに対して
とても素直だな、と思いました。



ひとに『教えよう』なんて
ひとに『諭そう』なんて
そんな気持ちはまったくない。



その姿勢が美しいと思う。


『自分は何でもわかっている』
『周りは何にもわかってない』
こんな風に考えるのって、かっこ悪いもんね。



見習いたい。
いつも何事も『謙虚』に。



極めようとするひと同士の、
難しいその話の中にも、
自分のヒントになりそうなことが
たくさんちりばめられています。











でも、やっぱりムズカシイガーン