
『鴨川ホルモー』
万城目学 著 角川文庫
このごろ都にはやるもの、
勧誘、貧乏、一目ぼれ。
葵祭の帰り道、
ふと渡されたビラ一枚。
腹を空かせた新入生、
文句に誘われノコノコと、
出向いた先で見たものは、
世にも華麗な女(ひと)(鼻)でした。
このごろ都にはやるもの、
協定、合戦、片思い
祇園祭の宵山に、
待ち構えるは、
いざ、「ホルモー」。
「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。
戦いなときは訪れて、
都大路にときの声。
(背表紙 作品紹介より)
まごうことなき「娯楽」作品です

夏の京都旅行に向けて気分を盛り上げてみました

あ~、はやく行きたい

職場の方と話していたとき、
「物語を楽しむのは子どものうち。大人は小説を読むよりも、教養を得るための読書をしないとね。」
とその方がおっしゃっていたのですが。
私はそうは思わなかったな。
小説だって、色々なことを教えてくれると思うし、
何かを教わることだけを目的に読書をするって何か違う。
あ、もちろん、「教わる」「知る」ための読書を否定しているわけではないですよ~


私も教養本読みますし。(たまに
)「大人は、小説を読むよりも・・・」というのがひっかかっていて。
あ、あと、「解説」が必ず巻末に載っているけれど、その小説をやたらと「深いメッセージ性のあるもの」にしようとするものがあるけれど。
私が今まででいちばん好きな「解説」は、『夜は短し~』の文庫版です

漫画家の羽海野チカさんが好きなシーンをイラストで紹介しています。
共感ばかりの「解説」だったな

読書って「娯楽」であっていいんじゃないかな~。
そんなに小難しく考えなくても~
って。何を受け取るか、受け取れるかは人によって違うし。
ちょっとだけ、違う人生を覗いてみたり。
ちょっとだけ、恋を応援してみたり。
ちょっとだけ、夢を一緒に見てみたり。
自分の日常にプラスα。
それで、いい。
それで、ちょっと頑張れる。
舞台を楽しむのも、私にとっては同じですね



