りょうぴー式特撮紹介 平成ライダー振り返り感想編(最終回) | りょうぴーの自由奔放批評空間

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どうもりょうぴーです。このブログは僕の好きなゲーム、アニメ、音楽、映画、特撮に関するレビューが中心です。
度々酷評もあるので悪しからず。
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どうもりょうぴーです。平成から令和になって半年以上が経ちました。今回は、令和仮面ライダー、ゼロワン以前の仮面ライダーを簡易的感想とともに振り返りたいと思います。酷評している作品もあるため、その作品が好きだという方は申し訳ありません。また、ネタバレもありますのでご注意ください。

仮面ライダーゴースト
おすすめ度 ★★★
平成ライダーシリーズ第17作。一度命を落とした青年、天空寺タケルが、蘇るために15個の英雄(現実で言う偉人)の魂が宿る眼魂(アイコン)を集め、眼魔と呼ばれる敵と戦う物語。キャラクターの成長を描いたサブストーリー、バトルシーンは見ごたえがあって非常に面白い。また、偉人をモチーフにしたフェイスのデザインも魅力があり、強化フォームのかっこ良さも魅力がある。一方で、肝心のストーリーは行き当たりばったり感が拭えず微妙な構成。中盤辺りは特に強化フォーム登場以外の盛り上がりが見当たらない、惜しい作品。


仮面ライダーエグゼイド
おすすめ度 ★★★★★
・平成ライダーシリーズ第18作。新人研修医の宝生永夢が、バグスターと呼ばれるゲームから発生したウイルス怪人、そしてバグスターを操る謎の敵と戦う物語。非常に個性的ダサいデザインではあるが、かといってバカにするなかれ。仮面ライダーの変身者やその周囲の人物の深いドラマを描いたストーリーの完成度はシリーズ随一。キャラクターの魅力も深く、医療要素の本格的なセット、バトルもゲームを意識しているかのような演出と、見所が語り尽くせないほどに面白い。そして何より忘れてはいけないのが、新檀黎斗という仮面ライダー屈指のネタキャラである。というか、そもそもエグゼイド自体が(最終盤除いて)シリアスがシリアスしていない時が多い






仮面ライダービルド
おすすめ度 観ない方が良い
・平成ライダーシリーズ第19作。天才物理学者の桐生戦兎がある一件から同じように人体実験を受けた脱獄囚、万丈龍我と出会った所から物語が始まる。まぁ、以前にも書いたと思うが、この作品は僕の中では、仮面ライダー史上一番の駄作だと紹介している。主題歌、序盤の展開は良かったが、中盤から脚本家のやりたいことをやりたかったから詰め込みすぎたのか、急激に物語の方向性を見失いハイパー大失速。それだけなら良かったが終盤はラスボスに一方的にやられ続け、仲間がひたすら死ぬ様を見せつけられる。最終的にはガタが来たドラマの処理がしきれなくなったのか、テーマ、謎、カタルシス、整合性、その他もろもろを全てぶん投げて終わらせた。
武藤(ビルドのシナリオを独断で書き上げてしまっ無能脚本家)ぜってぇ許さねぇ!!
ストーリー展開も、極端なご都合主義、魅力のない主人公、整合性のとれていない性格、犬死にしたキャラクター、ヒロインの雑なキャラ付け(だから万丈がヒロインって言われるんだろうが)、ラスボス優遇と、一つの作品として粗の主張が激しいほどに目立っている。見たところで何か得られるもの、面白いと感じる部分が皆無である。個人的には駄作だと考えているが、ストーリーのガバガバを気にしないならおすすめするが…


仮面ライダージオウ
おすすめ度 ★★★

平成ライダーシリーズ20周年記念作品。王様になりたいと願っている高校生、常磐ソウゴは、最高最善の魔王になることを目標として、歴史改変をたくらむタイムジャッカーと、彼らが生み出すアナザーライダーとの戦いに身を投じるという内容。20周年と言うだけあってかレジェンドライダー枠にオリジナルのキャストを出演させるというのは良かった。祝え!という言葉の響きの良さ、オープニングと、魅力的な部分はあるが、ストーリーに関しては大筋は良いのだが、細かいエピソードの掘り下げがなく説明不足だったり、整合性が取れていないところもある。設定もかなり練られているわりにはほとんど使いこなせていなかった印象。また、面白いエピソードとつまらないエピソードの落差が非常に激しい。
【個人的に面白かった回】
・ゴースト編、龍騎編、アギト編、カブト編、最終回
【個人的につまらなかった回】
・ビルド編、キバ編、加古川飛流関連のエピソード全て

総評 仮面ライダーの歴史は非常に長い。その中でも平成ライダーは仮面ライダーの歴史をさまざまな姿で彩ってくれた。筆者としてはどの仮面ライダー作品もぜひ見て欲しい所である。