シナリオ 20点 突き抜けたテンションの高さと熱血ストーリーが面白い。
作画 19点 一昔前のバトル作品を想像させられる独特な作画。
声優 19点 声優陣の熱演は聞いていてこちらも熱くなった。
設定 20点 制服が武器になるという斬新さ。キャラクターもかなり性格の色濃い面子。
音楽 20点 澤野弘之サウンドの良さが光る。
総合得点 98点
・TRIGGER制作のオリジナルアニメーション作品。人知を越えた学生服、『極制服』を操る生徒会によって支配された、本能字学園に転校してきた少女、纏流子が戦う物語。主要スタッフは、『天元突破グレンラガン』を制作しており、グレンラガンの制作会社である、GAINAXから独立してこのアニメの企画を立ち上げた。個人的にはこの手のアニメはかなり好みだが、キルラキルは熱血バトルアニメの傑作と言っても良いほど過言ではない。
評価点を挙げるとしたら、このようなところか。
ストーリーは本筋は熱血王道、古きよき勢いを感じる面白いギャグも傍らの日常パートで行われる、少年漫画的な内容。それゆえに作品の内容はシンプルだが、展開の熱さやテンションの高さが良い雰囲気になっている。テンポ良く話が進むため、見ていて歯切れの悪さはなく、肩入れせずに熱くなれるという、単純明快な面白さがある。
演出面も面白い。バトルシーンの迫力もなかなか良いが、それ以外での演出もすさまじくインパクトがある。特に、2クール目オープニングのやたらデカイフォント(ラグランパンチと呼ばれる)の演出が目を引く。
音楽も良く、オープニング、エンディング共にどれも良曲。また、BGMも澤野弘之氏ならではの神掛かった素晴らしさが耳に残る。
微妙な点はこのようなところか。
作画は全体的に良いが、色味が古臭く感じる人もいるため好みは分かれるだろうか。
特異な演出やノリについていけるかどうかでも面白さが変わるだろう。
好みを選ぶ要素こそあるが、ド派手なバトルシーン、クオリティの高い音楽、ストーリー展開のテンションの高さが面白味になっているアニメ。バトルアニメが好きならオススメする。
