After the Rain 解読不能、アンチクロックワイズの個人的評価 微妙曲 | りょうぴーの自由奔放批評空間

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評価 微妙曲
・After the Rainとは、YouTube等で絶大な人気を誇るシンガーソングライター、そらる、まふまふが結成したユニットで、YouTubeをメインにMV(ミュージックビデオ)をアップしている。今回は彼らの歌うアニメソングのタイアップ曲である二曲を紹介する。

解読不能は、NHKで放送されていたアニメ、『アトム・ザ・ビギニング』のオープニングテーマで、歌詞からどことなく切なさが伝わる雰囲気が非常に良い味を出している。しかし、Aメロの曲調がなぜか爽やか系でミスマッチ感が否めず、サビの部分はメロディーにパンチが今一つ効いていない等、曲としては悪くはないがまずまずという所な楽曲。


アンチクロックワイズは、2017年のアニメ作品でも相当な酷評を食らったとされている『クロックワーク・プラネット』のエンディングテーマ。アップテンポなメロディーが格好良く、静かな雰囲気のAメロから激しいサビへと変わる、個人的には好みのタイプの楽曲。しかし、1番は激しくなったと思いきや急に静かになったりと思いきや急にうるさくなるという不安定加減があり、前奏の不協和音なピアノは非常にやかましく、聞いていて気持ち悪くなる。メロディーはともかく不協和音ピアノが出来る限り聞きたくない位に耳障りに感じる程印象に残ってしまう曲と感じた。


曲は聞いていて良いと感じるパートはなかなか良いものの、嫌いそうなパートの主張も激しく目立ち、曲自体の癖も強いため、好みが分かれやすそうな楽曲。中高生受けは非常に良いだろうが、万人に受けることはないだろう。しかし、個人的には一度聞いてみることをオススメする。