ヴァイオレット・エヴァーガーデンの個人的評価 良作アニメ | りょうぴーの自由奔放批評空間

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評価 良作アニメ

シナリオ 13点 総合的に見れば感動するが、描写の粗がそこそこ目立つ。
作画 20点 非常に美しい作画。
声優 15点 声優もかなり良い。
設定 5点 世界観はかなりガバガバで違和感。キャラクターの魅力が微妙に足りない。
音楽 20点 音楽は全体的に雰囲気が良い。
総合得点 73点

・暁佳奈先生による同名のライトノベルが原作。戦うことだけをインプットされた影響で兵士として働いた感情を持たない少女ヴァイオレットが、戦後手紙の配達人、手記の書き手になり、その手紙に綴られた愛を刻んでゆく物語。放送前の期待値は高く、傑作アニメ確定か?と思わされたが、あと一歩で神アニメになり損ねた、物凄く惜しいアニメだった。

評価点としてはこのようなポイント。
特筆すべきポイントは何といっても、美しく描かれた作画。京都アニメーションによって描かれたその洗練された作画に引き込まれる。
どのキャラクターに当てられた声優の演技力も良く、役柄に当てはまっている。
音楽は、雰囲気作りとしてのBGMや、オープニング、エンディングのような主題歌も、どれも良さを感じるものとなっている。

不満点としてはこのようなポイント。
ストーリーは、一つ一つのエピソードは感動こそするものの、描写の粗や付けの薄さが気にかかる。また、世界観は20世紀中頃の現実世界に近い作りなのだが、描写的に違和感を感じるポイントが多く存在する。現実感を出すにはもう少し時代考証をすべきなのではないか?と考えられる。

とはいえストーリー自体はベタなものもあるが泣ける話もあり、作画の技術力もかなり高いこのアニメ。泣ける作品が見たいならばオススメ出来る。