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シナリオ 7点 ギスギスした雰囲気ばっかり。
作画 18点 さすがマッドハウス。作画の出来は非常に良い。
声優 15点 声優はなかなかのキャスティング。
設定 5点 南極設定とかキャラクターの背景とか書かれてたのは別に良いが、その大抵はほぼ死に設定化している。
音楽 15点 音楽の質感も良い。
総合得点 60点
・アニメ、『ノーゲーム・ノーライフ』のスタッフが結集して作られたオリジナルアニメーション作品。あることがきっかけで南極へ女子高生達が旅立つというのがものすごく簡単なあらすじ。なにかとネットではほとんど満場一致で高い評価を受けている、それすなわち僕が今まであまり高くない評価をしてきた作品の序列に並ぶだろう。結果はレビューがもの言うほどの面白さは大してなかった、単なる過大評価作品だと感じた。
評価点を挙げるならこのようなところか。
作画は非常にきれい。美しい描写を描くマッドハウスの作画技術は非常に高い。
声優も、水瀬いのり、花澤香菜、井口裕香、早見沙織等、人気女性声優が中心。
音楽は良く出来ており、主題歌も耳に残るようで素晴らしい。
では次に不満点。
シナリオは女子高生が南極へ行くという内容は、聞くだけなら良さを感じるだろう。だが、南極要素はラスト数回しかないというあまりにもおざなりな扱い。南極要素は申し訳程度しかない。壮大なことを掲げておいて中身はとんでもなく薄っぺら過ぎる。また、全体的にウジウジするシーン、ギスギスした雰囲気がやたらと多く、不愉快な場面ばかり。その割には多い友情アピールのくどさも相まって見ていてさらに不快感をあおられる。その影響で、主人公一行のやっていることは大半が友情ごっこにしか見えないと感じている。
そしてキャラクター面は、特に主人公の行動は理解しかねるものであり、何一つ共感できない。正直なところ、見ていてイライラさせられた。
作画や声優は良いものの、肝心のシナリオは形式だけのキャラクター同士の友情ごっこを見せつけられるだけで、しかもその大半にギスギスシーンがちょいちょい挟まるために、楽しむ所を見いだせなかった作品。友情ものが見たいというならばおすすめする。