お仕事の話。

 

仕事上、ちょっとやばい書類を出すことがあります。

 

それが職務上請求書。

 

名前だけだと何の書類かわかりませんが、端的に言えば行政に対して職務上必要な書類を請求できる書面です。

 

行政書士のほかに、弁護士さんなども使用できる書面です。

 

業務に必要な書類ですので、戸籍謄本等のプライバシーがっつりな書類も請求できます。

 

なので、相当取り扱いが難しいというか慎重な書類になります。

 

 

職務上必要な限りに使用できるので、全く関係がない理由では当然ながら使用できません。

 

時折、行政書士の逮捕報道が出てるのは、大体この書類の取り扱いを間違えた場合ですね。

探偵業とか明らかに行政書士業務とは関係ない場面で使ってるケース。

 

行政書士業務とは関係があっても、使用の範囲は結構気を使います。

例えば、相続関係でもある程度話が進んでこの人のが必要、となる前に先回りして取ってしまうとやはり問題だと思います。

他人のプライバシーですからね。

 

この先回りってのが結構癖があるなと思ったのが最近。

依頼者の話を聞いてると、相続関係が想像はできます。なので、ついつい先に回って取れる分は取ってしまえと思いがちですが、実は戸籍を上げてみると…となったときに不必要に戸籍とってたらえらい目になるなと。

先に回った方が、あれこれまとまってて便利な時はあるんですが、話だけで進めると事実が異なってた時にちょっと大変。

 

業務計画はゆとりを持って考えましょう。