~プロフィール~
福岡出身。現在38歳。
2010年 大阪のシステムインテグレータに就職。
2020年2月22日に倒れ、高次脳機能障害に。
失語症・失行・注意障害・記憶障害など。
身体障害手帳3級&精神障害手帳3級。
麻痺の為、杖持ち。詳細はコチラ。
妻と小4長男・小2次男の4人暮らし。
今月から復職。
こんにちは。
復職して、あっという間の夏休み。
比喩ではなく、本当にあっという間。
8月1日から働き始めて、8月11日は山の日。
通勤を初めて、たった8日間で夏季休暇になった。
実は、妻は5月頃から、家族4人の夏休み計画を立ててくれていた。
妻は、本来は小笠原諸島に行こうと考えていた。
「おがまるパック」という、東京からの船や宿などがセットになっているものを予約することにしていた。
南の島だし、太平洋戦争の歴史も感じられるそうだ。
ただ、かなり人気があるそうで、初日9時から電話を掛けないと、あっという間に売り切れるそうだ。
なので、妻だけではなく、私まで手伝うことになった。
就労移行支援施設に9時前に行って、予約開始の9:00ちょうどから電話をした。
だが、掛けても掛けても、全然繋がらない。
10時からは就労移行が始まる。
今調べてみると、50回以上掛けていた。妻はもっと掛けていたと思う。
それから1時間くらい経った頃、妻がもう予約は埋まってしまったと教えてくれた。
正直なところ、私としてはあまりこの計画に興味はなかった。
あまり遠くまで出掛けることは、好みではなかった。
それは、私が身体障害者になる前からそうだった。
近場にも面白いところは沢山ある。
私は、淡路島に行って、鳴門海峡の渦潮を見るのはどうだろうかと思った。
よく聞いていたが、実際に鳴門の渦潮を観たことはなかった。
NHKの「ブラタモリ」に、この淡路島の話があった。
それを録画していたので、妻や息子たちにも見てもらった。
でも、妻は小笠原諸島と比べれば到底魅力がないと思っているのか、連れない返事だった。
私としては、息子たちがこのビデオで渦潮を見たら、行きたい行きたいと大騒ぎするかと思っていたが、全然だった。
もう意気消沈。
私自身行こうとも思わなくなってきた。
ところが、私が復職したころから、妻が動き始めた。
淡路島と四国の旅を計画してくれていた。
さすがに計画するのが遅すぎて、ホテルの予約がなかなか取れなかったようだが、必死に頑張った結果、予約が取れたようだ。
妻は、夕食中に予定を教えてくれていた。
でも、私の失語症のせいなのか、妻が話している予定がなかなか理解できない。
メモでも書いてくれたらとも思ったが、それをお願いするのも申し訳ない気持ちになる。
結局、出発の前日、8月10日に、妻が私にLINEで予定を教えてくれた。
なるほど、8月11日から徳島・高知・淡路島を4日間で巡る旅なのか。
そのレベルで、妻の言っている内容が分かっていなかった。
でも、なんだか楽しくなってきた。
身体障害者でいろんな迷惑を掛けてしまうだろうが、息子たちと目一杯楽しもうと思った。
つづく