今から1年ほど前、私はこのブログで、「病院に担ぎ込まれてから10ヶ月経ち、ようやく妄想・洗脳が解けた」みたいなことを書いていた。

 

 

 


だが、それもまだ、途中だったようだ。
今から1年前からも、だんだんと、それでもスピーディに、我に返り始めている気がする。

つまり、今でもまだ“途中”で、先があるのだろう。



『大阪府立障がい者自立センター』

 

 

そこに、私が居たことを書きたい。

 

 

 


2020年2月22日。

私が仕事を終えて、ネットカフェで倒れた。急性期のK病院に搬送された。
その3ヶ月後、回復期のM病院に転院した。

妻にはM病院の医師から、大阪府立障害者自立センターに連れていくことを薦められたそうだ。

そのときは頭蓋骨の一部が外されていたので、自立センターには行けなかった。

ヘッドギアを付けていて、周りに介護する人がいないといけない状態だった。


2020年11月に、人工の骨を入れたことで、脳の手術はすべて完了となった。
退院して1ヶ月後、2021年1月にこの自立センターに入所した。



この施設は、病院とは全く違う。
 

私はブログで書くとき、この自立センターのことを、仕方なく『脳・脊椎の障害者の宿泊施設』などと誤魔化しながら書いていた。
だが、『大阪府立障がい者自立センター』のホームページを見てもらわないと、知らない人には全く伝わらないだろう。

 

というか、このホームページを見ても伝わらないと思う。

だから先日、お世話になっていた職員さんに、この自立センターの名前を書いてもいいかお聞きして、許しをもらった。
スキップするほど嬉しかった。





この自立センターにいたことで、私が生きていてもいいんだと思えた。

そのことを綴りたい。