病気でもないし障害でもないのだけど、私の特性として左と右の判別がとっさにできない左右盲というのがあるのです。


左と右の判断?

小さな頃からだし、箸持つのが右、茶碗が左、そんな感じで判断してるので。


最近、定期的に眼科に通っているけど毎回受けるのが視力検査。

検査の時は目に入ってきたマーク。



たとえば、このイラストで女医さんが指しているマークだと、目にした方向の手を握りしめます。
そうして「この手は箸持つ方、右」脳に右と落とし込み?ます。
すごいめんどくさそうだけど、半世紀以上付き合っていると割と瞬時に行動できるんです(笑)

だから、地図が読めない。
道に迷うこと多し。
自分の向きが変わると右と左が変わるのがピンと来ない。

次男坊の中学の職場見学の時、本来なら電車と徒歩で見学先に向かうのが、脳腫瘍の再発、放射線治療後だった次男坊は私が現地に車で送迎することにしました。

無事に送り届けて、お迎えは建物の左側にあった駐車場にいるからとLINE。

そろそろかな?なんて考えながら建物を見ていると中学生達が出てきて、そして逆方向にスタスタと歩いていく次男坊の後姿。

なんで???
そして気づきました。
建物を正面に見た私からは左側の駐車場だけど、建物から出てくる次男坊にとっては右側だ。
もちろん遠ざかっていく次男坊の背中を走って追いかけてひたすら誤って、私と何度も道に迷って私の特性をわかってる次男坊は笑って許してくれたけど。

左右盲の説明が長くなりましたが、これからが本文です。

東京最後の日、思い出の庭園も見ることが出来てまだ時間はある。
次男坊と歩いた道を一人歩いてみました。
確かこの辺に泊まったホテルもあったはず。

せっかくなら見て行こう。
だいたいの場所を目当てにてくてく。

見当たらない。

地図の看板があったから、見てみるとすぐ近くにあるはずなのに、辿り着けない。
また同じ道に出たり、あっちに行ってみたり、こっちに行ってみたり、少し落ち着いてみたら。

ここはどこ?

もうホテルは諦めても、駅まで戻らなきゃ。

すでに3時過ぎ。
帰りは5時過ぎの新幹線、とにかく駅に向かおう。
空を見上げて、太陽の位置確認。
太陽は南だから、東はこっち。
なんで東を目指したかは、何となく、東京駅の東の漢字を思い浮かべて。

まったく知らない景色を見ながら、この道あってる?あってない?

途中で絶対に間違えている予感がして、急に止まって振り返えると、私とぶつかりそうになって焦ったように羽をバタバタさせている青い蝶々。
少しの間、私のから離れずバタバタしたあと、ひらひらと、途中でもう一度私を呼ぶようにバタバタと。
その方向には私が無視してしまった横道。

青い蝶々が道案内してくれているようでついて行きました。
途中で青い蝶々は見えなくなったけど、その道を信じててくてく。
かなり歩いたけど、皇居の外堀が見え始めました。
皇居まで辿り着けた。
ここまで来たら、次男坊、長男と一緒に歩いた道、駅までも続く道。

安心した途端に気が抜けて、少し立ち止まった時、目の前の垣根から一匹の青い蝶が飛び出して空に向かって舞っていきました。

次男坊が心配してくれたかな?

ありがとう。



奇跡を願って、私が次男坊にプレゼントしたブルーモルフォ、青い蝶のペンダント。


今でも次男坊のお仏壇の真ん中に…