今回のドイツ周遊記は、日本に最も馴染みがある町デュッセルドルフについて
書こうと思います。
このデュッセルドルフはドイツの中でも大都市であり、ケルン、ドルトムントといった大都市があるノルトラインウエストファーレン州の州都になります。
人口は約60万人でドイツ7位です。
デュッセルドルフにはドイツ国内最多約8000人の日本人が居住しており、
500社以上の日本企業があります。
そのためかデュッセルドルフにはいたるところに日本料理店があり、ラーメン屋、居酒屋、和食レストラン、日本人向けのスーパーがあります。
僕の友達はなかなか買えなかった出汁の素を買っていました。
デュッセルドルフには二日間滞在の予定でした。
ミュンスター、エッセンを観光した後デュッセルドルフで夜ご飯を食べて一日が終了という結構ハードな一日。
エッセンからデュッセルドルフまでは鉄道では約25分。かなり近いです。
フリックストレインを使って行ったんですが、かなり前にチケットを取ったので
700円しかかかりませんでした。安い!
デュッセルドルフに到着後、ホテルに荷物を置いて向かったのは日本料理店。
ドイツに行ってからというもの本格的な日本食は一切口にしていませんでした。
出汁やしょうゆ、みりんなどはアジアンマーケットに売っていたのでパチモン日本食(和風パスタや照り焼きなど)は自分で作っていたのですが、ちゃんとした料理人が作るちゃんとした日本食は約5か月間食べていませんでした。
やはり日本人たるもの、寿司に使うような生魚を食べずにはいられません。
この日日本食を食べるまでYoutberが寿司を食べる動画をひたすら見るという一種の禁断症状的な物がありました。僕だけでしょうか。
基本的にドイツで食べる日本食?のようなものは外国の方が食べやすいように作られており、日本人から見ると「なんだこれ....」っていうようなものが多い気がします。
自分が住んでいたオスナブリュックにはIchiban Sushiという日本食チェーンがあるんですがそこに売っている寿司はまさにカリフォルニアロール。お米も日本の物とは違い、触感がべちゃべちゃしていてそれほど美味しくなかったです。本場の寿司をあまり知らないであろう韓国の人たちにも評判がそれほど良くないというありさまでした。
ただデュッセルドルフは違います。
日本人がドイツで一番多く住んでいる都市ということもあって日本人が経営、調理する日本食レストランが多数!
僕がデュッセルドルフ初日の夕食で訪れた居酒屋の日本食は素晴らしかったです。
刺身、ネギ塩牛タン、たこ焼きその他に写真にはないですが鶏軟骨の唐揚げを注文
しました。
刺身は新鮮で、牛タンは触感が良く、味も最高でした。
さすがデュッセルドルフ!
調子乗って一緒に行った友達と好きなだけ食べた結果、
お会計が200ユーロ(約2万8000円)になってしまいました。
おそらく食材を日本から仕入れているので、一品の値段が高いんでしょうね。
二日目、一緒に行った友達が熱を出してしまい、午前中は体調不良でも食べられるようなもの探しに奔走。かなり歩きました。結局バナナとゼリーを購入。
友達を看病した後向かったのはラーメン屋。
デュッセルドルフには「匠」という有名なラーメン屋があります。人気過ぎて中心部に2つも店を構えることが出来るほどの人気ぶりです。
一号店でラーメンを食べようとしたのですが、行列が長すぎたので豚骨ラーメンを専門で取り扱っている2号店に行きました。
こんな本格的なラーメンがデュッセルドルフで食べられます。
ちょっと余談なのですが
このラーメン店は日本の店なので日本の方がいらっしゃるかなと期待しながら外で待っていると明らかにアジア系だなという人が出てきました。
最初お互い日本人か分からない状態だったのでドイツ語で注文のやり取りをしていましたが、その店員さんが他の店員さんと日本語で会話してらっしゃったので会計時に「会計お願いします」と言ったら少し驚いた顔をして、日本語を使って会計をしました。最初ドイツ語で話していた人が急に日本語を話してきたのでびっくりしたんでしょうね。
その後「匠」本店があるリトルトウキョウに行きました。このエリアは数々の日本食レストランや日本に関係する店がたくさんあるエリアです。
中華街の日本バージョンがドイツにある感じですね
これがリトルトウキョウの一角を撮った写真です。
左上の看板に「薬局」と書いてあります。
リトルトウキョウ始めデュッセルドルフではドイツでほぼ唯一といっていいほど日本語の表示がたくさんある町です。
そしてデュッセルドルフ探索に向かいました。
まず最初に見たのがこのウィルヘルム一世の像です。
かれは初代ドイツ帝国であり、あのビスマルクを首相に任命した張本人でと共に、やっとのことで統一されたドイツ帝国の発展に寄与した人物です。
ウィルヘルム一世の像はハンブルクやキールにもあります。
これはビスマルクの像です。サーベルを地面につけて立っているのがかっこいいですね。
デュッセルドルフの街並みを撮ってみたのですが、近代的な造りの建物と伝統ある荘厳な造りの建物が合わさっていてとても良かったです。
ミュンスターと並ぶ僕のお気に入りの街並みです。
そして最後に行ったのがみなさんご存じ?ライン川です。
「父なる川」とも呼ばれるこの川はドイツ発展に大きく貢献しています。
ヨーロッパでもっとも重要な内陸水路であると同時に19世紀にはヨーロッパ屈指の工業地帯であるルール工業地帯の水源となり、ドイツの工業化に大きく貢献していました。今現在でも支流を通してたくさんの国に石油や鉱物資源などを運ぶまさにヨーロッパの産業の動脈なのです。
是非生で見てほしいのですがかなりでかいです。その大きさにとにかく圧倒されます
夕暮れ時に行ったのですが人がかなりいて、地元の人も観光客もみんなライン川という広大な川を心の落ち着きを求め見ていました。
僕も20分くらいずっと眺めていました。心が浄化されたような気がします。
最後に体調が回復した先輩と日本食レストランに行き、かつ丼を食べました。
それなりの値段はしますが絶品です。
ドイツに長期滞在している方は本格的な日本食が食べたくなったら是非デュッセルドルフに行って日本食を食べてみてください!
これにてデュッセルドルフ編は以上になります。
次はドイツナンバーワンの教会、ケルン大聖堂擁するケルンです! Chao!