こんにちは、リョータです。中小企業診断士ブログ第一部がいよいよ今回で最後です。今回はいよいよ養成課程開始したことをお話したいと思います。
 
 受講開始日の3日前にホテルに乗り込み、今後必要になる身の回りの品や服を買い揃えたりすることにしました。頼もしいことに妻も一緒についてきてくれます。2人であれやこれやと言いながらどんどん買い込んでいきます。その日は2人で久しぶりに飲みに行きました。こんな機会でもないと中々2人で行くこともないので良かったのかもしれません。しかし私はもうすぐ始まる新しい環境が不安で心の底からは楽しめなかったのを覚えています。

 そして受講日の前日に妻は帰ります。見送った新幹線のホームで突然妻が泣き始めました。?と思ったのですが妻は妻でこれから始まる私抜きの生活に不安やストレスもあったのでしょうし、パートナーが明日からいなくなるという不安もあったのでしょう。いつもは気の強い妻が子供の様に不安をさらけだしながら泣いている姿をみていると、私はどんなことがあってもこの選択した道を正解にしようと心に決めました。半年間、苦労をかけるけどよろしくな、と妻を見送りながら心の中で謝っていましたね。さあ、いよいよ明日から始まる。ここまできたらあとはやるだけだ、と腹をくくりました。

 そして迎えた受講開始日。何十人もの診断士の卵が会場にきていました。まず女性陣が何人かいてくれてよかったと思いましたね、さすがに何十人も全員が男ばかりだとむさくるしくて息が詰まりそうになるので。年齢層は全体的に高めではありましたが20代の人も何人かいて、上は70歳位の人もいました。中心的な年齢層はやはり30~40代でしょうか。私は全体の中では真ん中より少し上位の年齢に位置してそうです。
 
 一通りの式メニューを終え、名刺交換が始まります。ここで私は自分の考えが甘かったことを痛感しました。何かというと、まず皆さん大きな会社の人ばかり。誰もが知っている1部上場企業の人が大半を占めていたのではないでしょうか。銀行の方も2割位はいましたね。外資系の会社の方もわんさか。こちらは誰もが知らない地方中小零細個人会社。まあ肩書でその人の評価はできないとはいうものの、そのあまりのネームバリューのある名刺に圧倒されました。おいおい、俺大丈夫か?むしろどうして俺がここにいるんだ?的なことをそれからずっと感じていました。なにかこう、大きな黒い雲が私の上をどんどん覆っていくのがわかります。明日からの受講生活に不安が広がっていきました。

 これから半年間、果たしてこんな人達についていけるのだろうか・・・大きな不安を抱えながら。
 第一部はここで終わりになります。第二部はこの養成課程の受講の日々についてお話したいと思います。それでは、また