こんにちは、新米診断士です。今日は養成課程の中盤、企業診断実習の3回目についてお話しします。

 今回は徳島県です。訪問した企業様の業界が少し特殊で、詳細は話せませんが、製造業に部類されます。実際に工場に入り、製品の製造工程を確認し、販売先の確認をし、財務を確認する。1回目も製造業でしたが、違う点は、1回目は純粋に生産性向上に対しての具体的施策を立案することが主だったのに対して、今回は、どちらかといえばマーケティングに関する戦略・施策を立案することが主でした。要は向上の生産能力と、利益率の良い販売先の開拓、利益率の悪い販売先の取捨選択などを検討することになるわけです。かなり大きな会社で、従業員には外国の方もたくさんいらっしゃいます。インドネシア、中国、ベトナムと、東南アジアの女性の方が中心でした。この企業はこれだけの従業員の生活を守っているんだと思うと、診断する我々の方も気を引き締められる気がします。

 この3回目の診断では、私の他は若手が多く、ミーティングでは私の発言が多めになっていました。この頃は勝手がわかってきていたので、思ったことや考えたことをどんどん発言できる感じだったんですね。全体の意見や方針をリードしてしまう位の立ち位置になってしまっていました。自分ではそんな風になろうなんて思いもしませんでしたが、今回の班員は皆謙虚な方が多かったので。そんな感じでインストラクターからも一定程度の信頼を得ていたようです。言い忘れていましたが、この診断実習では、班員の講評、評価を付き添いのインストラクターがするのです。実習後に、本部に班員の評価を数字で表した評価表を提出するようで、5段階で評価されるわけですね。そのインストラクターからの評価は実習終了後に、それぞれに返されるわけですが、大体が中程度の評価“3”なわけです。“4”がもらえたら優秀です。なので“5”なんてめったに見れない評価です。ところが、この3回目の実習では、一部の項目(ムードメーカー的な貢献、的な感じでした)で私の評価に“5”をいただきました。後にも先にもこの3回目の実習だけです。今回の班でも、喫煙組は私を含めて3人もいました。養成課程の仲間全員の中でも喫煙者は7人しかいないのに、3人がこの班に集まったというのは非常に嬉しかったですね。心強かったです。そんな感じで、班員同士の連携も良く、積極的にあれこれと具体策も立案できて、挑んだ診断発表会終了時に、企業幹部の方々勢ぞろいで頭を下げられたときは思わず涙ぐんでしまいました。こちらこそありがとうございました。これで3回の実習が修了したわけです。もう卒業まであと2ヶ月足らず。このまま突っ走るだけです。では、また次回。