こんにちは、リョータです。

 久しぶりの投稿です。前回は中小企業診断士養成課程受講のために東京に行ったところまでをお伝えしたいたと思います。今回は、その養成課程がどんな内容のものだったかを記憶を辿りながらお伝えできればと思います。

 さて、入校式初日で受講する仲間となる人達の肩書に圧倒された私は、その積極的な姿勢にも圧倒されることになります。大体諸々の説明の後には「質問はありますか?」と聞かれることが多いのですが、その際の皆の積極的な質問・発言にちょっと引いてしまうくらいでした。皆さんとても積極的に発言します。ちょっと引っ込みがちな人間にはとてもついていけない感じです。しかしそもそも診断士、コンサルティングを生業にしようとする人間はこれくらい当然のこと。人前で話すことが恥ずかしいやらためらうようでは最初から目指すべきではないのかも、なんて自分を奮い立たせていました。

 受講する部屋はスクール形式に机が並べられていました。しかし最初にグループ分けがあり、5~6人で一つのグループとして行動することになります。そして朝のミーティングは一人1トピックを披露(話題はなんでも良い)し、フィードバックされます。これですら最初は緊張して何をしゃべったかまるで覚えていません。まいったな。

 そして講義は基本1テーマ/日あり、講師の方が毎日入れ替わり、その専門分野について講義していただけます。「生産性向上」、「財務分析」、「マーケティング」、「組織マネジメント」など、経営に関しての専門性の高い講義内容です。しかも座学中心ではなく、ディスカッションが中心でしたので、非常に印象に残りやすく、身につきやすいものでした。1つのテーマに対してグループごとに課題設定とその課題解決のための戦略、具体的施策を導き出すわけです。そしてグループとして発表し、講師が所感やアドバイスなどをしていく。他の養成課程は知りませんが、グループディスカッションは他の仲間との距離も縮まりやすく、開講後数日で、そこかしこで仲の良いグループができていましたね。

 そのような講義が半年間予定されているわけですが、もちろんこのような講義ばかりではありません。1ヶ月経つ頃には企業様へ実際に訪問し、診断する「実習」が始まります。この「実習」が一番のメインイベント(イベントというワードは不適切かもしれませんが)です。なぜなら期間が10日間。1日や2日ではないんです。10日間じっくり腰を据えて取り組むことになります。企業様へ適切な診断ができるか、適切な戦略提示ができるのか、そもそも10日間ということは仲間と生活を共にするということで、色々な不安を抱えながら実習に挑むことになります。その内容については、また次回にお話しします。