こんにちは、リョータです。今回は中小企業診断士の勉強を開始したお話をしたいと思います。

 さて「俺は中小企業診断士になる!」と決めたのはいいとして、試験の内容は?難易度は?ほんとにとれるのか?など疑問点がわんさかでてきました。そりゃそうですよね、簡単に決意して簡単に合格できれば苦労しないし、値打ちもないですもんね。ということで下記のことを調べて認識しました。
  • 試験は年1回で1次試験(マークシート)と2次試験(筆記+口述)がある。
  • 1次試験は毎年8月上旬の2日間、2次試験は毎年10月下旬+口述は12月下旬(例年)
  • 以前は違ったが今は1次試験は科目合格制で科目合格の有効期間は3年間。1次試験全科目合格して2次試験を受験できる有効期間は2年間。1次試験科目数は7科目(①経済学・経済政策②財務・会計③企業経営理論④運営管理⑤経営法務⑥経営情報システム⑦中小企業経営・中小企業政策)。
  • 1次試験合格基準は7科目受験して総点数の60%以上で、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準として試験委員会が相当と認めた得点比率とする。他の国家資格保持者などは一部免除科目制度がある。
  • 受験者数は近年増加傾向にあり約20,000人が1次試験を受験して合格者数は3,000~5,000人。2次試験の合格者は1,000人前後であり1次試験と2次試験の合格者から算出した中小企業診断士の合格率は約4%程度(1次試験約20%、2次試験約20%、約20%×約20%=約4%)で社労士や行政書士よりも難易度は高いと言われている。
  • 2次試験の難易度がとにかく半端ない!という声がネットにはあふれている。
  • 2次試験の他に「養成課程」というコースがあり、こちらを修了しても2次試験合格と同等の資格が得られる。
  • 養成課程には学校の種類、定員があり、取得期間もさまざまである。
 ざっと以上のようなことは分かったのですが、私が注目したのが「養成課程」での資格取得の道があるということでした。まあ、その前に7科目もある1次試験を全て合格しなければ意味がないのですが、ただ、1次試験は総点数の60%ということは逆に言えば40%は間違えても大丈夫!ってことですよね?しかも100点満点中60点でいいのなら車の免許とるのとそんなに変わらないんじゃない?なんてちょっと気楽になったのを今でもよく覚えています。

  そんなこんなで「勉強しよう」と思い立ったのが確か4月か5月位で1次試験の申込締め切りぎりぎりだった気がします。とにかく申し込み締め切りぎりぎりで申し込んでその年の8月に1次試験というスケジュール。まあ無理なのはわかっていましたがとにかくやろう!てことで早速本屋に行って自分に合いそうな参考書・問題集を探しに行きました。で、選んだのが、TACシリーズだったんですね。
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 実はこのTACに辿りつく前に「入門書」的な本も数冊買ったのですが、今になって思えばそれは必要なかったかな、と思っています。結局試験合格に必要なことはこのTACに全て掲載されているので(各情報等)、「入門書」的なものは強いて言えば自分自身の「モチベーション」を確認するためだけのものだったと感じます。なので今から勉強を始めようと思う方はこのTACシリーズで事足りると思います。私の場合結局2年目の勉強にはTACシリーズでは心許なくなって別の参考書・問題集を使用しましたが、それは後日お話します。この年はこのTACシリーズを7種類そろえました(参考書と問題集で計14冊)。
 
 妻からは(試験まで)時間もないんだからどれかに絞ったら?的なことを言われましたが打つ手は多いほうがいいだろうと思って全7科目に挑戦しました。この年はお話したとおりまだ店を営業しており早朝から仕入れにいき、夜7時頃までなんだかんだと仕事してましたから、実質1日の勉強時間なんて2時間とれれば良いほうでした。休みなんてほぼないに等しかったので1日丸々勉強にあてられる日もなく、たまに早く帰ることができた日に5時間ほど勉強した記憶があります。先ほど申し上げましたが4月か5月に申し込んで8月の試験まで3ヶ月ちょっと。まあ受かるわけないですよね、中小企業診断士資格取得に必要な勉強時間の目安は大体900~1200時間ともいわれます。毎日2~3時間で3ヶ月やっても300時間もできないんだから。ただTACシリーズは初心者にはとても見やすかったし情報量も多すぎず「ちょうどよかった」んです。つまり余白も多めで1ページ進めるのにそれほど時間を要しなかったのが続けられたポイントでした。別の参考書だと結構情報量多めで1ページあたりの所要時間が長くなって気力がそがれてしまうことになりかねなかったな、と今は思っています。人間(私みたいな性格の人間)やはり「進んでる」実感があれば勉強でもスポーツでも継続できるものなんだと思います。

 というわけで次回は「中小企業診断士第一回目試験」です。ではでは