なにものでもない。 | 渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ

なにものでもない。

学生のころ、ぼくはなにものでもなかった。


現在なら、日本中の俳優から優秀な人材を募り映画を撮るということになっても、先駆者を尊敬はするがとくに臆(おく)しはしないだろう。


しかし所属していた中学野球部が地元の1回戦を突破するのすら、ぼくは信じることができなかった。


ほんとうに努力しているひとには足かせになっていたに違いない。


ぼくは二世でもないし、まわりに芸能に携わるひとは皆無だった。

考えてみれば、俳優を志すこと自体がぼくにとって逃避であり、たまたま出会い頭の衝突で身体が動き喋(しゃべ)れるようになったようなものだ。


あらゆる情報網が世界を縮め、その恩恵により今回ぼくは発見されたわけで。

学生時代の同級生は、ぼくを変わったと言うだろう。

現在のぼくを知っているひとは、学生時代を信じてくれないかもしれない。



ひとによってはおおげさに聞こえるだろうが、ルーツに出合ってこようと思う。


学生のころ、ぼくはなにものでもなかったのだ。