マッスルミュージアム | 渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ

マッスルミュージアム

もともと自分の中で、たぶん積極的には行かない舞台のひとつには違いなかった。

数年前、サーカスに期待して水道橋まで足を運んだときには、旧態依然(きゅうたいいぜん)としたプログラムにすきま風が差し込んだものだ。


今回まず驚いたのは肉体的な技術を備えたかれらのルックスが良いこと。少なくとも二物を持ち得たかれらは輝いていた。

翻(ひるがえ)って並立(へいりつ)で比較される俳優が、跳(と)んだり跳(は)ねたりせず舞台上にいるためには、かなりの魅力が必要なことを痛感した。


考えてみればもともと大道芸なら公園で観られるのだし、運動神経の優れた選手が、どれだけの跳び箱をクリアできるのかはTVで知っている。

ひとつひとつは素晴らしいが、それを観るために重い腰を上げる気にはならないかも知れない。


しかしそれがほどよい広さと低音の響く劇場で一流の演出がなされれば、ほかのなにものにも代(か)え難(がた)い光を放つ。

とくにデートや家族にも配慮されたプログラムは、タレントだけではなかなか育たない。


サッカーであれK1であれ、プロデュースされて初めて持って生まれた才能は人々の前に現れる。そんな瞬間を観ていた気がした。