ワンダフルライフ | 渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ

ワンダフルライフ

これはある意味残酷な映画だ。生き生きした素人に俳優は勝てない。
やればやるほどプロのフィルターがネックとなり、空々(そらぞら)しく映(うつ)る。

何故なら、普段はそうしなければ埋没してしまうから。人々の興味を勝ち取らなければならない。
ただし僅かな空気の揺らぎさえもカメラが嗅ぎ取ってくれるなら、こうしてもっともっと繊細なテーマを扱える。
要らないことに神経を使う必要が無くなる。

監督はドキュメンタリーを手がけてきた、是枝裕和監督。
光の見せ方も良い。まるで照明を意識させない。