画面のサイズ | 渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ

画面のサイズ

役者が画面のサイズを気にして、スタッフに反感を持たれることがあって、ぼくもむかし目撃した。現場によってはサイズをルーズ(遠く)にされる、目の前でなにかをナメる(物を入れ込む)といったことがある。

もちろんその俳優は作品を思って行動に移したのだろうが、相手には信用していないというように映(うつ)ったのだ。
これは演じ手にはまったくない発想で、ぼくらはむしろ、そんなに簡単に画(え)を変えても大丈夫なの? と戸惑う。

スクリーンの内と外では違う。見えない部分を想起(そうき)させることはとても大切だが、それを踏まえてもちゃんと収まるべきパーツもある。

カメラマンは映し込むのが仕事だから、それを邪魔されたくない。必要であれば勝手に撮る。被写体に意識されたくないのは自然の論理だ。
いっぽうで役者側も本来は気にしたくない。それこそ気が散る。

初めてのセッションで、お互いをよく理解しないうちはよくあることだ。だけど作品をよりよくすることに一生懸命なのはどちらも変わらない。