『てにどう』と『ttk(ティーティーケー)』 | 渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ

『てにどう』と『ttk(ティーティーケー)』

悲劇の中の笑い、というのがどうも好きで、次回も工藤剛士さんの作品に出演することとなりました。ぼくが連続して舞台に参加するのは水谷龍二さん以来で、もう10年近く前になります。
ところで1月はプロデュース集団『ttk』でしたが、5月の舞台は劇団『てにどう』です。

なぜ同じ主宰者(しゅさいしゃ)で、異なる団体名があるのか?


もともとは次の劇団『てにどう』が彼らの主戦場(しゅせんじょう)です。彼はここで劇団員等に書き下ろしつつ、オリジナルを上演しています。
その台本を引っ提(さ)げ、外部の役者を集めて外界(がいかい)に打って出るのが、プロデュース集団『ttk』なのです。ここでは新作を上演することはなく、評判の高い作品をよりグレードアップしています。

たとえば前回『ttk』として、紀伊國屋サザンシアターで上演された改訂版『ディア・パーブロヴィチ』。これはもともと『てにどう』へ書かれたもので、それが予算も人数も客席も増え、大きい劇場へ帰ってきました。

ただし大きな箱(ハコ:劇場)、大勢の観客・登場人物、大きな仕掛けが、かなならずしも小さなそれを上まわる訳ではなく、大きな芝居を要求されたり、また複雑すぎることもあります。映画ならロングショット、クロースショットと一瞬で切り替えられるのですが。
対外的にみれば、そうしたプロフィールが評価されるでしょうけれども、個人的にはそもそもシチュエーションコメディというものは、よりプライベートな空間が必要だと考えています。が、これはとても贅沢なことです。ちなみにぼくは舞台のそうしたジレンマ、不器用さ、生っぽさがとても好きです。

今回はキャスティングにほとんど変更がありません。団体名が異なるだけで、作家も出演者が同じであれば、観客にかぎらず多少のマンネリを危惧(きぐ)するもの。
それを払拭(ふっしょく)する台本を目(ま)の当たりにしたので、今日こうしてご報告します。

それでは、詳細については後日。