終わりの後 | 渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ

終わりの後

明け方までの打ち上げが終わり、朝から一人また一人と帰っていく。全員が揃(そろ)うことは、もう二度とない。
それが貴重だとか尊(とうと)いとか言うつもりもないが、だからなのかみんなが優しく見える。

何十人もがひとつの作品に向かっているとき、ぶつからないことはありえない。まして今回はプロデュース公演。結果的に数千人を動員した。
だれがだれを好きだとか嫌いだとかいう以上に、こだわっている部分があまりにも繊細(せんさい)なため、完全にすり合うことはない。また折り合いがつけばいいという話でもない。


帰りを惜しむ残った何人かで、制作の今井ちゃんの作品を見に紀伊國屋サザンシアターへ。
7Fは劇場だが、それより下は通常の紀伊国屋書店になっている。彼女は絵本を製作している。

初日ということもあり、展示されるまで近くでコーヒーを飲んだ。別の何人かは買い物にでかけたようだ。

気持ちのよい朝日が入り込んでくるカフェで、主宰(しゅさい)の工藤さんと話をした。
ひとつの作品をつくる場合、ひとりひとりの居場所は最初から決まっている。
とくに走り始めてからは、お互いに干渉されたくない、守りたい部分ができあがる。
舞台が終わったあとだからこそ、聞ける話もある。年齢も近いし、ぼくも率直(そっちょく)だ。

何人かの役者がいたが、みなだまって聞いていた。