伝説のヘッドコーチが亡くなった | 今井亮介でよかろうもん!

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株式会社ワンダーイヤーズ代表のブログ

UCバークレー (Cal Golden Bears) 男子競泳チームの元ヘッドコーチ、ノート・ソーントン氏が亡くなった。


87歳だった。


ご冥福をお祈りする。


ノート・ソーントン氏は間違いなく世界の水泳コミュニティでレジェンド級の超ビッグネームだ。


マット・ビオンディさん、アンソニー・アービンさんを育て上げた卓越した指導力と、


コーチ業引退後に世界チャンピオンになるネイサン・エイドリアンさんをバークレーに勧誘した名伯楽。


俺の所属した南カリフォルニア大(USC Trojans) は対抗戦やPAC-10(現在はPAC-12)、NCAAと、Calと勝負することが多いから、


同時まだコーチだったソーントン氏とマイク・ボトム氏(現ミシガン大ヘッドコーチ)のコーチ陣は比較的身近にいたけど、


すごいチームを率いてるなと、ライバルながら憧れの眼差しでソーントン氏を見ていたよ。


1979年から43年に渡ってテキサス大学を率い、ブランデン・ハンセンさん、イアン・クロッカーさん、最近ではシンガポールの英雄ジョセフ・スクーリングさんを育てたエディ・リース氏も東京で開催されるであろう五輪を最後に引退するが、


若かった自身の目に映った巨匠達が、歴史上の人物に変わっていく様子は少し寂しい。