競泳には、ファンクショナルトレーニングが大事だと思います | 今井亮介でよかろうもん!

今井亮介でよかろうもん!

日々思いついたことを徒然なるままに

朝練でTRXを使ったトレーニングを再開しました。

自分自身のトレーニングは程々にといった所でやめましたが、一緒にトレーニングした高校生のイッセイに少しアドバイスをしました。

一緒に泳いでる選手で気になってた、各自高い頻度でやってるはずのコアの強化だったり、腹圧を高めるというトレーニングが水中運動に生かせてるかということについて、実際に泳いでいる時の感覚を基にした持論を話したわけですが、

一生懸命腹筋だとか、ドローインだとかを見よう見まねでやって、決して効果が出ないことはないと思います。しかしながら、それを水中でどう生かすをイメージしながらトレーニングをしているかいないかでは、どの程度の効果が出るかに、大きな違いが生じると思います。

なんで競技レベルに関わらずスイマーは若干の知識を持ってトレーニングに臨んだ方が良いかと言いますと、水の中で体を動かす時に何が正解で、何が不正解なのかがすごく分かりにくいからです。

どう動いても体は動くし、若干の練習を積めばキックを打ったり、水を掻いたりすれば体は進みます。

競技者が一般的に取りたい姿勢、そうでない姿勢のいずれの状態であっても泳げちゃうんですよね。

そして、それが生む結果というのは全力で泳ぐことが中々ない練習ではすごく分かりにくい。

「トライアンドエラー」というのが中々はっきり分かりにくい環境が水中なんですよね。

もちろんイッセイと僕で筋力差はあるのですが、簡単な比較をしようと思って同じ動作をやろうとした時の動画を撮りました。


イッセイ




僕がしっかりできているかどうかは正直何とも言えないのですが、少なくとも上のイッセイに比べると動作中のドローインができて、体をコントロールしてます。

TRXサスペンショントレーナーを使用して、平泳ぎのプル動作をコアストレングスのエクササイズと複合させてますので、強度はそこそこ高いのですが、イッセイの筋力で1回もできないことはないと思うんですよね。

イッセイの場合、腹筋に、動作中に繊細な動きのインフォメーションがインストールされていない状態なんだと思います。

動作中の腹圧のコントロールは、プランク等のアイソメトリックなトレーニングや、仰臥位で背中をある程度地面につけてしまって安定させてしまうトレーニングのみでは、習得しにくいのが元競技者としての意見です。

そこで、ファンクショナルトレーニング(筋力やコーディネーションを高める目的で行うトレーニング法で、スポーツや運動の実際の動きに則した形で行う)を取り入れていくことは水泳競技とって有効であると言えるのではないでしょうか。

妙に仰々しい文章になってしまいましたが(汗)、要は陸トレの意識と種目を工夫することで、水中の動きに大きな差が生まれてくるよってことです。

トレーニングが結果に直結するような、実践に則したものが好きです。


TRXサスペンショントレーナーのお問い合わせは: スイムファステストまでお願い致します!!