初日からロクテ選手とフェルプス選手のマッチレース等、見どころたくさんだったようですが、
個人的には僕がアメリカにいる頃から頑張っているベテラン選手達に頑張ってほしいと思ってます。
オリンピック選手になるということは大変名誉なことですし、その夢が近い所にあればある程、なれなかったことへの喪失感が大きく感じられるわけですが、
アメリカ人スイマーのオリンピック選考会への臨み方は、「楽しむ」というのが全面に出て、コーチ、家族、友人といった周囲もオリンピック選考会に参加していることそのものを評価して、褒めて、オリンピック選手を決める大会に参加できることを特別にしているポジティブな所が好きです。
大会が始まる前に、選手のランキングが何番だろうと、参加していることには変わりないし、参加できてる事実が既に素晴らしいことなわけで、そこでトップ８、リレーの為にトップ４、個人種目でトップ２になることが評価の物差しになっちゃってるとしたら、大会という場や競技そのものを殺伐とさせてしまうんじゃないかと危惧しますし、参加する側にとってもっと懐の深い場所であっても良い気がしますね。
少なくとも僕という選手は、そんな大舞台に行けるなら、行くことを褒めてもらいたいです（笑）
そんなことを、男子１００ｍ平泳ぎの出場者中最年長のＳ・ウエスト選手の名前をリザルトで見たり、一度は水泳から離れて、また頑張ってる同世代のＥ・モーゼス選手のインタビューを聞いて思ってました。
ウエスト選手とは、何度かレースで一緒になって話したことがある好人物で、本当に水泳大好きです。今回も１分３秒９というタイムで泳いでいました。仕事をして、楽しんでオリンピック選考会に参加できるって素敵じゃないですか。
Ｓ・ウエスト選手
標準を切っている限り、選手として会場にいることが許されているわけですから、決勝レースの張りつめた雰囲気を感じたり、アッププールで現役選手が何をしてるかを見学したり、楽しんでるんだろうなと想像します。
明日はいよいよＪ・エバンス選手の登場ですね。カムバックからこれまでの過程は既に素晴らしくて我々を元気づけてくれてます。僕が明日一番応援する選手です！
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