盛岡-福岡via仙台 | 今井亮介でよかろうもん!

今井亮介でよかろうもん!

日々思いついたことを徒然なるままに

昨日盛岡から帰ってきました!

インターハイの会場は、選手として出場して以来だったのですが、さすがは高校生の水泳の祭典で、水着メーカー等の出店がたくさんありました。最近の水泳は、テレビやインターネットへの露出が増えたり、出店の規模が大きくなったりと、昔と様変わりした部分もあったりしますが、高校ナンバー1のタイトル奪取のため、勝ちにこだわって泳ぐってのは変わってませんでした。

2泊3日で移動時間も非常に長かったため、試合を観戦することはあまりできませんでしたが、多くの関係者の方とお会いしてお話しできて実りのある時間となったと思います。

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同級生で友人の開いた懇親会にて

楽しい時間もたくさんでしたが、福岡から盛岡へ移動する過程で、仙台を経由する中垣間見た震災の爪痕がすごく印象に残りました。

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仙台空港は、震災直後津波の被害を受け閉鎖をしていた経緯があって、周辺の家屋や店舗、道路は大きな被害を受けています。その様子は空港から見ることができますし、外に出て5分も歩けば、被災家屋の前まで行けてしまうんですが、福岡で映像を通してしか見ていなかった震災が突然現実になってかなりショックでした。

震災の影響を、表面的には全く感じることのできない九州の福岡県にいると、震災の報道、映像はまるで映画を観ているような感じになってしまって、受けとめようと努力をしても、認識が甘いんだと思い知らされました。

その中で、「がんばろう東北」や、「被災地に勇気と元気に」という言葉を発することが無責任に感じられてしまうくらい、生々しい被害の状況がそこにあり、震災前に戻るにはまだまだ長い時間がかかることを感じ取りました。

自分の家や会社が1日で流されたり、破壊されたら、僕は立ち直れないだろうし、何にもやる気を出すことなんかできない。命があっただけでもありがたいと感謝することも、その後の苦労を考えたら難しい。被災された方は、震災の被害を受けなかった我々の想像を絶するストレスと悲しみを抱えて生きているんだろうと思います。

決して選ばれた強い方達な訳でなく、福岡にいる我々と同じように生きていた方達だったわけで、心の準備もないままに全てが変わってしまった。

僕はここで何をするとか、何ができるだとかを提案できるような優れた存在ではないので、これまでの生活に戻るだけなんですが、復興支援と称して集められたたくさんの募金等が、なるべくダイレクトに被災者の方の生活水準を震災前に近づけられるよう使われていることを祈りたいと思います。

集めた金や物がどう使われたのかを伝える報道はあまりなく、立ち直ろうと一生懸命生きている方にクローズアップする内容の特集が多くありますが、被災地と被災者の方の現状、今の問題、必要な物を伝えてくれても良いんじゃないかと思う時間でした。


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