置き手紙 | Nameless teacher,

Nameless teacher,

名もなき塾の先生の、名もなき授業。

「んーここも違うよ、これ問題文読んでる?否定文だぞ。あ、こいつもだ。」
「えぇ……まあ、はい…。」
「どうしたんだ?いつもはこんなミスしないのに。」
「まあ、そうですけど……」


なかなか思うように点が上がらない子を受け持つryosukeです。

うちの塾には真ん中~ちょい下くらいの成績の子がよく来ています。

ただ、成績が悪くても元気がよくやる気に溢れている子はたくさんいます。毎日自習に来る子や、話を聞きながら黙々とメモを取る子、ガンガン質問しに来る子………いっぱいいます。

冒頭で紹介したのは、受け持ってる中でも1番元気が良く、演習をバリバリこなすものの成績は中の下くらいの受験生です。

この日はどうやらテンションは相当低めの模様。凡ミスの嵐、ずっと暗い表情、発信も少ない。すごく心配でした。


「今日すごく元気ないなぁ。どうした?なんかあったんか」
「まあ、色々あるんすよ。」お茶を濁す。
「そうかあ…大変だな」
「いやまあ…中1の子に、こないだ、告白されちゃって…。」
「ほう。」
「もう卒業じゃないですか。会えなくなるじゃないですか。無理だなって思って断ったんですよ。」
「ほう。」
「悪いことしちゃったかなってずっと悩んでて……」


なーーるほどね。

成績+恋愛のダブルパンチとなりゃそりゃ凹みますわな。

中3と言ったら相当多感な時期。受験勉強のストレス然り、人間関係のストレスもまた然り。

とてつもなく大変な時期なんだなーってしみじみと思いました。ついでに、サポートが大切になってくることも噛み締めました。

一通り相談に乗ってあげたら少しは元気でたみたいです。夏期講習前だったのでその話をし、授業はおしまい。

全部終わって片付けしてると、裏紙(計算用紙とかもろもろで使うのです)にこんなのが。



なんかほっとしますよね。単純に元気になってくれて嬉しかったです。

頑張る子には、勉強面もメンタル面も全力でお手伝いしてあげたいなと思いました。

頑張れ、受験生。
入試まで、あと半年。