今月の7日の夜に
「おじいちゃん、今夜いよいよ駄目かもしれません…」
と、母から連絡がはいり、深夜に高速ぶっとばして、会いに行ってきました。
8日の朝4時半頃到着すると、二週間前に会った時の元気な様子は一切なく、ベットに横になったまま、必死に呼吸をしていました。
瞼を閉じる力も無く、ひたすら呼吸をする事だけに集中しているおじいちゃんに、正直気が動転してしまい、声をかけられませんでした…
おじいちゃんの手を、いくら強く手を握っても、映画やドラマのように握り返してくれない手の温もりが、今もハッキリ残っています。
5時13分、苦しむ事もなく息を引き取りました。
おじいちゃんとは、僕ら兄弟が小学生の夏休み、毎日のように色々な所に連れて行ってもらい、遊んでもらった思い出ばかりで、僕の幼少の頃の思い出は、友達と遊んだり、家族と旅行に行ったり…の記憶より、おじいちゃんとの思い出ばっかりなんですよ。
夜、寝る前に必ず絵本を読み聞かせてくれたり、おじいちゃんの運転する車の助手席を兄と取り合ったり、お酒飲まされて吐いたり…笑
僕が高校生の時、『俳優になりたいんだぁ…』
って言ったら、
「そんなもんなれるわけないんだから、やめときな!」
って…笑
僕がする事には、なんでも笑顔で「うん、うん…」って頷いてくれていたおじいちゃんが、初めて僕の事を否定したこの出来事は、忘れられません…
それからは、会うたびに
「まだ役者なんてやってるのか~?」
「少しは食えるようになったんか~?」
と…
おじいちゃんは時代劇が大好きで、昔一緒に水戸黄門を見ている時に、
『いつか助さんやるから、その時は見てね!』
と言うと、
「助さんは代々男前がやってるんだから、涼ちゃんには無理だな!笑」
なんて憎まれ口を叩きながら笑いあったり…
その時密かに水戸黄門に出演する事が、僕の目標にもなってました。
おじいちゃんが生きてるうちに、それが叶えられなかったのは、少し心残りですね^^;
そんなおじいちゃんでしたが、最後の方は
「一生懸命頑張りなさい!」と応援してくれてました…本心かどうかはおいといてね^^;
孫の中で、きっと1番心配かけさせてしまったけど、おじいちゃんが納得するくらいになれるまで頑張るよ!って伝えて来ました。
最後に生きているうちに少しでも会えたのが、本当によかった…きっと、体辛いはずなのに、待っててくれたんだと思います。
なんだかめちゃくちゃな文章になってしまいましたね…すみません
凄く読みづらいと思いますが…とにかく!