あらすじ

のび太は偶然北極で巨大なロボットの足を拾い、自宅に持ち帰った。
それ以来、家の庭に次々と降ってくるロボットの部品を、ドラえもんと協力して鏡面世界で組み立ててザンダクロスと名づけ、しずかを呼んで遊んでいた。
だがその最中、そのロボット(ザンダクロス)に恐るべき兵器が組み込まれていたことが判明。
安全のため、ロボットを3人の秘密にすることを誓ったが、のび太のもとにロボットの持ち主と名乗る少女リルルが現れ、のび太はうっかり口を滑らせてしまう。
のび太はロボットを返すことを断れず、さらに鏡面世界へ入り込むために必要なひみつ道具「おざしきつり掘」まで貸してしまった。
実は、ロボット惑星メカトピアから派遣された少女型スパイロボットであるリルルは、メカトピアの地球侵略作戦の足がかりとして、尖兵である他のロボットとともに鏡面世界で前線基地を建設し始めた。
偶然現場近くで真相を知って逃げたドラえもんたちを追うため、リルルたちが鏡面世界の入り口を無理やり広げようとした結果、時元震に よる爆発が発生し入り口は塞がれた。
それにより危機は免れたかに見えた。
しかしそれも束の間、メカトピアから鉄人兵団が地球へ送り込まれてくることを知り、のび太たちはジャイアンやスネ夫と協力し、取り返した巨大ロボを改造して味方につけ、鏡面世界を舞台に鉄人兵団を迎え撃つことになる。
(Wikiからの転送)



メカトピアの歴史。

人間に絶望した神がアムとイムという最初のロボットを造り、ロボットだけの天国のような社会を築くことを願った。

しかしそのうち、ロボットの中で支配する者とされる者に別れた。
貴族ロボットや金持ちロボットが、奴隷ロボットを使うようになったが、近代になりロボットは皆平等という考えが広まり、奴隷制度が廃止された。
そして新しい労働力として人間を使うことに決め、鉄人兵団は地球に攻めてくる事になった。

これを聞いたしずかちゃんが言った
「まるっきり人間の歴史を繰り返してるみたい。」
というセリフが表すように、人間の争いの歴史を憂いた反戦映画です。



これをフェイバリットにあげるドラファンは非常に多いですね。

確かに断トツで涙腺崩壊させるのはこの作品でしょう!



ラストのしずかちゃんの声優さんの演技力は後にも先にもない名演でした。
あれは涙なくして見れません!
リルルーーーー!!!!


ちなみにこのラストは賛否両論あるみたいですが、
否定派の意見はだいたい
「タイムマシーンで歴史を変えるのは、なんでもありになっちゃうからダメだろ!」です。


俺に言わせりゃ、そこじゃねーだろ!って感じです。

重要なのは、ロボットの社会を創った神の存在を、人間の科学者だとしずかちゃんが気付いたことです。

実際の神話や言い伝えにも、事実から生まれた部分って多いと思うんですが、その考古学に通じるロマン的なものをドラえもんから感じる事ってよくあるんですよ。


「神の正体に気付き会いに行く」のと、「都合が悪い歴史を変えに行く」のは、全然違うんです。

これ以上のラストはないでしょ!
否定派の人はどんなエンディングなら納得いったんでしょうか?


あとこの映画の特筆するべき部分は、リルルの心の変化でしょう。

のび太が同級生を指して「あれ、僕の友達。」と言うと
「トモダチ?」と理解できないというシーンがありますが、
ラストシーンでリルルは、しずかちゃんと友達であることを確認しあい涙を流しながら消えていきます。


序盤の何気ないシーンが伏線になっていて、クライマックスのテンションをより高めています。



ドラえもん映画をあまり知らない人に最初に進めるのはこの「鉄人兵団」です!ずばりっ!




ファンが皆口々にする、スーパーで買いものするシーンもお見逃しなく。わくわくが止まらないぜ。







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