逝きし世の面影 2 | 意識が世界を創っている

意識が世界を創っている

心と身体のつながりを日々研究中
面白いことをみつけたら不定期でつぶやいています

こんにちは 量子場調整師 日下まおです

読みかけの箇所から

ひと月ぶりにやっと再会ドキドキ

 

幕末から明治時代にかけて

日本を訪れた異邦人たちが

一様に危惧していた

日本における「文明の死」

 

西洋の文明を持ち込んだ張本人たちが

その影響から日本にやがておこるであろう変化を

勝手に想像しては悔恨に苛まれていたとは

意外でした。

 

カッテンディーケは長崎海軍伝習所の教育隊長でした。

日本に2年あまり滞在したそうです。

彼が帰国の際、日本に対して抱いた感想を

こうもらしていました。

 

「私は心の中でどうか今一度ここに来て、この美しい国を

見る幸運にめぐりあいたいものだとひそかに希った。

しかし同時にまた、日本はこれまで実に幸福に恵まれていたが

今後はどれほど多くの災難に出逢うかと思えば、

恐ろしさに耐えなかったゆえに

心も自然に暗くなった

 

もちろんお花畑のような国ではなかったにせよ

当時の日本を訪れた欧米人達がおしなべて最初に抱く感想が

この国民は確かに満足しており幸福であるという印象だった。

 

翻って今の日本、少なくとも私の目には

現代の日本人が二通りに分かれているように見えます

 

一方はかつて、海外から訪れてきた人々が目撃した

日本人の気質をそのまま受け継いでいる人々

つまり穏やかでよく笑い、勤勉で正直

そして

時々は『つつしみ』よりも清潔が

優先されることもある

静と美を愛する人々

 

 

かたや、歩くときは少し俯き加減、

滅多に笑いもせず毎日を時間に追われて過ごし

何よりも社会の仕組みから外れることを恐れ

常に競争原理で生きている人たち

まさに当時の西洋人たちが

『翻って我が国の労働者は・・』と

あらわしていたその人物像とよく似た

ありようを示す人々

 

 

実は今回のブログ

ここまで書いて10日ほど筆がとまっていました。

(正しくはキーボードを叩く指か・・)

 

自分で書いておきながら

社会の仕組み」という文字が出てきた時点で

これ以上は何も言えない。

私たち実際その中で暮らしているのだから

今更それをどうのこうの言ったって、ねぇあなた

 

私の身体の中の、例えば 脳みそ さんが

「何か暮らしにくい!私たちが悪いんじゃない!頭が悪い原因はこの身体にある」

なんて言われてもなあ・・なんてことを

考え出すともうこの文章の着地点が

見えなくなっていました。

 

そんな時SNSから流れてきたある人のつぶやき。

何と!

 

『社会』という言葉は19世紀半ばまで日本語になかった!!

初めてこの言葉が登場したのは1827年ごろなんですって!叫び

とうぜん一般に認知されるには時間ももっとかかったでしょう。

 

それ以前に『社会』のような別の表現があったのかはまだわかりません

でも、今私たちが共通理解のもとに使う単語「社会」

「社会の仕組み」「社会の中で」「社会的に」というのは

少なくとも19世紀半ばまではなかった概念だったということ。

 

もっとも常に変化し続けている人間や地球やそれを取り巻く

宇宙や諸々の事象・現象

 

何一つとってみても変化しないものはなくて

だから言葉も変化・進化を遂げるのは当然です。

閑話休題:唯一変化しないものは『闇(陰)』

それは私たちの対極、大雑把に言えば闇があったから

私たちという相対ができて「命」がはじまる。

 

そして「社会」という言葉が登場する前の日本といえば

すでにその概念を獲得していた場所から来た人々が

「こんなに美しく素晴らしい国」と感嘆するほどの

性質を帯びていた。

 

確かにそのことだけで全ての説明をするのは

乱暴です。

でも一つの考察要素としては欠かせない大事なこと

のように私には思えるのです。

 

私たちが享受している構造やテクノロジーはそのままに

「社会」という言葉の概念を19世紀のあの頃のような

在り方へとシフトさせることができたなら

どんな「社会」になるのだろうラブラブ

 

今、俗にいう「科学の最先端」では

人間の意識が明らかに作用する現象があるので

その作用機序はわからなくても

とにかくそれを便利に使ってしまおう

という技術が次々開発されています

 

「人間の意識ってやっぱりすごい」

とわかりはじめた現代に生きる私たちと

 

「社会」という言葉を知らずに

毎日笑いあって暮らしていた

あの頃に生きた私たちと

 

この先で融合することもありではないか?

いや、あるでしょ

 

だってそれに気づいたものが

ここに確実に一人は居るキラキラ

 

そしてここまで読んでくださったあなたもグラサン

「何言ってんの、意味わかんない」と思っても!!

もう一度読み返して

 

この拙い文章が何を言わんとしているかを

ちょっと想像して

それでもわからなくても

なんとなぁ〜くうすぼんやりと

この感じをつかめていただけたら  くどい!! 

幸いでございます

(それだけでも何か起こると思っている確信犯ぬん06

 

それが人間の持つ「意識」のなせる技なので!

 

偶然出会った弘法大師さま 自然と手を合わせる自分が好きです