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有川ひろ著

アンマーとぼくら です!!

有川ひろさんは私がとても好きな作家さんです!

有川ひろさんの本まだ読んだことない方にはおすすめしたいです😆😆

「アンマーとぼくら」ですが、読書メーターで新刊チェックのところに有川浩で登録していたため今回の文庫版の有川ひろでの新刊情報がでておらず、本屋でたまたま発売日に見つけてラッキー!と思い購入しました笑

 

今回の作品の舞台は沖縄。

リョウと母と父とおかあさんの物語。

 

32歳になったリョウは思い出の地沖縄に里帰りし、三日間おかあさんと過ごします。

おかあさんはリョウを思い出の場所へ色々案内をしていきながら、その場所その場所でリョウは昔を回想していきます。

 

とても子供っぽい父と、母とおかあさん、それぞれの思い出を回想しながら、今と向き合っていきます。

母とおかあさん?と思った人は読んでもらえればわかるのでここではスルーしてみます笑

 

子供っぽいってどんなだったのだろう、と私自身を振り返りながら読んでいましたが、

たしかに!と思った一文がありました。それは、

 

子供と子供の喧嘩は、いつでも揚げ足を取った者勝ちで、ぼくは小賢しく理屈で父をいい負かそうなどとしたせいで、決して覆せない揚げ足を取られた。

 

という一文。

思い返してみるとたしかに揚げ足取るか取られるかってめちゃくちゃ重要だったな〜と

口喧嘩が苦手な私としては苦い思い出がいくつか蘇ってちょっと読むのが苦しくなりました(^_^;)

 

話をもどして、、

この作品の良さは

大切な人と過ごす時間のありがたみ

だと感じました。

その時は怒りや悲しみなどネガティブな感情であったとしても、のちのち思い返してみたり、誰かと語っているとそんな出来事であってもその時間のありがたみに気づくことがあるのではないのかな、と思ったのと、自分の主観と相手の主観でその思い出は全然ちがったものであったりとか、

いい思い出も苦い思い出もいつか振り返るとどちらも大切な人生の時間の一部なのだと気づかされました。

 

 

余談ですが、

本文中にでてくる

卑怯なり、故人。

というフレーズがとても有川ひろさんらしい一文だと思い、思わずにやけてしましました(^_^)

 

有川ひろさんとても温かい作品をありがとうございます!

 

今回はこのへんで、

 

読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m