今回の読書感想文はこちら↑↑

 

住野よる著

『青くて痛くて脆い』

です!!

 

住野よるさんの作品を読むのは

『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』

に続き4冊目!↑3つとも良い作品でしたので是非☺️

 

 

今回の作品は大学での「モアイ」という集まりを中心に物語が進んでいきます。

主人公の田端楓が秋好寿乃に出会い、「モアイ」という秘密結をつくるのですが、その「モアイ」の信念が斬新というか、抽象的というか、「四年間で、なりたい自分になる」って、すげーざっくりしてるな〜という感じの信念なんです。のちのちこの信念が物語の重要性を担っていくのですが、、、

 

そして、物語は2年生、3年生、とは続かずに、モアイ結成から三年後、田端楓と秋好寿乃が4年になったときに移ります。

 

ここからがこの本のメインとなります。

自分自身の大学時代のサークルを思い出しながら、懐かしみながら読み進めていたのですが、

田端楓と秋好寿乃の「モアイ」に対する思いと互いに対する思いの強さ、考え方に圧倒されました。

サークルってこんなに熱いものだったっけ!?!?みたいな

二人で最初につくった秘密結社の「モアイ」が3年経ってどのように変化したのかは、是非みなさんに読んで頂けたらと思いますが、団体として大きくなった「モアイ」に対する二人の意見がぶつかり合うシーン。

読んだら「青くて、痛くて、脆い」のタイトルを噛みしめることになるのではないでしょうか。

 

青春と言えば、なんとなく甘い、酸っぱい、みたいなイメージ

でも、それだけでなく、痛くて、脆いのもちゃんと青春なんだな、

その経験があったから今を生きられているんだな、と実感させられました。

 

今思い出すと学生時代はいい思い出も苦い思い出もたくさんあったと思うのですが、そんな思い出全部と向き合うことがどれだけ大変で大事なことだったかを教えてくました。

 

学生時代に刊行されていても勿論買っていたとは思いますが、大学生時代の思い出に浸りながら読むことができて良かったです😊

ふと、学生時代を思い出した人にその時読むのをおすすめしたい作品でした!

 

今回はこんな感じで終えたいと思います。

 

住野よるさん素晴らしい小説ありがとうございます。